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40代ミニマリストがLAMYを2本使い続ける理由|思考を整える“赤と黒の万年筆”

クリエイターでも、ビジネスパーソンでも、
残念ながら、40代を過ぎると思考が散らばる。

経験値が増え、考える量も増え、質も高まるからだろう。
ただ、それがそのまま“仕事の質”に影響してくるのは良くない。

アイデアがまとまらない。
ノートが散らかる。
判断がブレる。

実は、そんな悩みを減らしてくれた道具がある。

それがLAMYの万年筆──しかも“赤と黒の2本持ち”。

これは文房具の話ではなく、
思考のミニマリズムを実現する仕組みの話だ。
僕はこの2本を10年以上使い続けてきた。

なぜ、2本なのか?
どうして三色ペンではダメなのか?
そして、選んだのがLAMYなのか?

答えはすべて、
“思考を止めない”という一点に集約される。

さらに、思考を整える道具は、その人の生き方を映す。

その背景については、こちらの記事でも詳しく触れている。
👉 40代からのミニマルライフ|暮らしを整える“思考のシンプル化”

1|黒で書く。赤で更新する。“書きながら思考を進める”という技術

LAMYの2本持ちを続けてきた最大の理由は、
「アイデアは黒」「改善は赤」という二段構造が自然に作れるからだ。

たとえば僕のノートは、こうなっている。

黒:アイデアの原型
赤:ダメ出し
黒:追加改善ポイント
赤:改善の肉付け

この“重ね書き”が、思考を立体的にしてくれる。

抽象 → 具体
仮説 → 検証
大枠 → 詳細

すべてスムーズにつながる。

ちなみに、三色ボールペンがダメな理由はシンプルで、
色を切り替えるワンアクションが、思考のリズムを壊すからだ。

思考は連続性が命。
1秒の迷いが、アイデアを一気にしぼませてしまう。

だからこそ、僕は黒と赤のLAMYを“両手に持つ”ようにして使う。
持ち替えはシームレスで、1秒で色が変わり、1秒も思考が止まらない。

繰り返しになるけど、
道具は“思考を深めるもの”であるべきだ──

そして、この考え方は、他の仕事道具にも共通している。
👉 10年支えてくれたシャーペンの話|思考を深める“仕事道具”の選び方

2|LAMYの“均質な書き心地”は思考のノイズをゼロにする

LAMYを愛用する最大の理由は、
ペン先の硬さ・インクの出方・重さが2本とも完全に均質だから。

  • 万年筆だから筆圧がいらない
  • 長時間書いても手が疲れない
  • ストロークにムラがない
  • インクの出方が安定する

そして、思考整理は「スピードと連続性」で決まる。

例えば、もし赤ペンだけ書き心地が違ったら、
その違和感がすぐに“思考のノイズ”になってしまう。

だから僕は、
赤も黒も同じLAMYの万年筆で揃えているのだ。

もちろん、それ以外にも理由はある。

デザインが良い。
軽い。
価格も手頃。
耐久性も十分。

道具に余計な癖がなく、音がなく、裏切らない。
だからこそ、思考の速度が落ちない。

道具の違和感は、思考の違和感に直結する──
実は、これはデジタルでも同じだ。

👉 iPad miniは40代の最強ミニマルツール|思考の余白を作る方法

3|アナログは“デジタルの前段階”として最強

僕は普段、デジタルツールも徹底的に使う。
でも、企画も構成も台本も、最初の一歩は紙で書く。

その理由はひとつ。
脳が最も自由に動くのは「紙 × 万年筆」だから。

  • 紙の余白を自由に使える
  • 図解・囲い・矢印・関係性が瞬時に描ける
  • ページ全体の“バランス”が一発で見える
  • 手が動く速度に、思考が引っ張られる

特に40代以降は「脳の整理力」が仕事の精度に直結する。

例えば、若い人がスピードで勝負するなら、
僕らは構造化の深さで勝てる。

そして、LAMYはその“深さ”を引き出す道具だ。

実は、道具選びは「自分にとって何が大事か」を映す鏡なのだから。

👉 40代ミニマリストが好きなモノに投資する理由|Leica M4-2で気づいた本質

4|思考が整えば、暮らしも整う。

LAMYを2本持つという行為は、
単なる“文具の最適化”ではない。

思考の流れを妨げない。
無駄な選択肢を排除する。
仕組みでミスを減らす。

これらはすべて、
暮らしの仕組み化と同じ構造だ。

そして、思考が整うと生活の負担も軽くなっていく。

参考記事: 40代ミニマリストの暮らしは「仕組み化」で整う

LAMYは“思考のミニマリズム”をつくる道具

あらためて、LAMYの魅力と使い勝手をまとめておく。

  • 黒で原型を書く
  • 赤で改善する
  • 色切り替えのロスがゼロ
  • 2本とも同じ書き心地
  • 思考の連続性が死なない

これはもう“ただの文具”ではない。

思考の速度と深さを上げるためのツール。

あなたがもし、

  • アイデアがまとまらない
  • 思考が散る
  • ノートがごちゃつく
  • 仕事が構造化できない

そんな悩みを抱えているなら、
LAMYの赤×黒2本持ちを試してみてほしい。

きっと、今までにない思考が生まれるはずだ。

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ABOUT ME
yohaku
余白のある生き方を探しながら、 40代の暮らし・働き方・持ち物を“整える”ための思考を書いています。 ミニマル思考、Quiet Luxury、道具から学ぶ哲学。 心と生活が軽くなる視点を、日々の実践から発信中。 元ドキュメンタリー番組ディレクターを経て、 現在はブランド設計・クリエイティブの仕事に携わっています。 「ものを減らす」の先にある、 “どう生きるか”を一緒に考えるための場所です。