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Office io|「立ち上げ特化」のコミュニティ設計サービス始めます。

ボクはコミュニティの運営が苦手です。
このタイトルの冒頭で、いきなり何を言い出すのかと思ったかも知れませんが、まぁ聞いてください。

ボクは継続運営が苦手なんです。
つまり、組織を永続的に持続させて、発展、運用していくことが苦手だということです。

これはもう、仕方ない。
諦めてます。
そういう性格、性質、能力なのですから。
でも、運営していくのが苦手だからこそ、「どうしたら無理なく長く運用、運営できるか?」という部分をすごく考えるし、そうしたシステムを構築するのが得意です。

また、一方で、組織や団体の「立ち上げ」はさらに得意です。
昔から新しいことを始めるのが大好きで、何をやるにもワクワクしていました。

システムを考え、上手くいく方法論を仮定し、戦略・設計をして実行に移す。
これほど楽しいことはありません。

実は、この才能というか性質から、この一年で5つのコミュニティ立ち上げに関わってきました。

・ディレクションLABO
・オンライン上司

・みやクリ(京都クリエイターズ)
・江戸クリ(東京クリエイター交流会)
Spica

で、せっかくだから、この能力を活かして、コミュニティ立ち上げのサポートサービスを始めたいな、と考えていたところ、「前田デザイン室」に先を越されました。笑

とは言え、このサービスを必要としている組織、団体は少なく無いと思うので、まぁいいかってくらいの軽い感覚でスタートさせることにしました。
特にOffice io のコミュニティ・デザインサービスは「立ち上げ」に特化しているので、前デさんとも競合にはならないだろうし。

さて、今回はこの一年での立ち上げに関わった事例から学んだ、コミュニティ設計を成功に導く5つのポイントについて、出し惜しみなく解説してみたいと思います。
実際のコミュニティ立ち上げサポートサービスでも、この5つのポイントを重点的に設計、言語化、マネージメントしていくことになります。
まずはコミュニティ設計の参考にでもなれば幸いです。

ポイント1:コンセプト設計

コミュニティを立ち上げるときに大事なのは「コンセプト」です。

何を軸に運営していくのか、その方針が定まっていないと強度のあるコミュニティは立ち上げられません。

例えば、「コーヒー好きが集まるコミュニティ」をつくりたいと思ったとき、ただそれだけを掲げてもなかなかメンバーは集まらないのです。

なぜか?

それは「自分がそのコミュニティに所属するための理由」が希薄だからです。

だからその芯となる部分をしっかり掘り下げないといけない。

なぜ、コーヒーなのか?
なぜ、コミュニティなのか?
なぜ、そのコミュニティが必要なのか?

その理由を明確にして言語化します。
そうすることで、コミュニティ運営のコンセプトが決まるわけです。

そして、そのコンセプトをベースに、活動方針が決まります。

単純にコーヒーについて語り合うのか、それとも月に一度は集まって、日本中のコーヒーを飲み比べるのか、あるいは自分たちで最高のコーヒーの淹れ方を極めるのか・・・

一口に「コーヒー好きの集まるコミュニティ」をつくるといっても、その活動方針は様々です。

もちろん、コミュニティの中でいろんな活動が生まれるのはOKです。

ただ、「これ」という軸、芯となるものが明確に決まってないと、その組織はとても脆いものになります。

これは何もコミュニティに限ったことではないですね。
スタートアップなどの組織作りでも同じことが言えると思います。

とにかく、徹底的にコンセプトを掘り下げ、言語化しましょう。

また、そこから発生してコミュニティの名称も考えるのがベストです。

例えばシンプルに、コーヒー研究会、としてもOKですが、「日本中のコーヒーを飲み歩く」のがメイン活動なら、コーヒー探検隊としたほうがネーミングとしてはよりコンセプトに沿っているかもしれません。

ボクが立ち上げたコミュニティで言えば、匿名型コミュニティ「Spicaは、ぱっと聞いただけではわかりにくいネーミングです。

これは実はSpicaとは乙女座の一等星の名前からとりました。
星言葉が「抜群のセンスと直感」だからです。

このコニュニティは、繊細で感覚的な能力にすぐれたHSPという特性を持ったひとたちのために設計したコミュニティでした。
だから、ネーミングにも繊細さと感覚的な要素を持たせたかった。

この星言葉に惹かれて興味を持ってくれる。あるいは入ってくれる人がいることを想定したからです。

このように、きちんとしたコンセプト設計に基づいたネーミングは、誰もがきちんと説明でき、しかも相手の心の中に残ります。
なぜこのネーミングなのか、はそのままコミュニティのコンセプト設計と直結するわけです。
なんとなくで考えるのではなく、ぜひ、深く考察し、設計することをオススメします。

ポイント2:ビジュアル設計

コンセプトを突き詰めて設計したら、次はビジュアルの設計です。

ビジュアルと一口に言っても、いろいろありますが、メインどころとしては以下のような要素でしょうか。

・ロゴ(タイトル)
・メインビジュアル
・説明用スライド

これらは全部、告知や内容説明に必要になってくるものです。

タイトルロゴはやはりあった方が良いと思います。
それなりにちゃんとした組織であると印象付けることはとても大事だからです。

ちょっと極端な例ですが、スタバのロゴが入ったコーヒーと、ただたんにコーヒーと書かれたコーヒーが同じ値段だったら、あなたならどちらを購入するでしょうか?

スタバほどではなくとも、やはりタイトルロゴはある意味での信用、信頼の象徴となります。

また、ポイント1で突き詰めたコンセプトを体現するようなロゴであると望ましいですね。
ぱっと見の印象は馬鹿にできません。

ボクが設計したなかでは、Spicaはそのまま天体のイメージ。
優しい星の光をビジュアルに落とし込みました。
フォントも繊細で感覚的なものをチョイスしています。

SNSのサムネイルでは若干見えにくくなりますが、そこもHSP気質の感受性が高い方がそっとひらいてみるようなイメージ設計を盛り込んでいるからです。
主張しすぎるロゴより、むしろ消え入りそうな、儚げな印象を優先させました。

一方で、みやクリ(京都クリエイターズ)のロゴ設計をアドバイスしたときは、コンセプトの「花鳥風月」をモチーフに、和とモダンの融合を意識しました。

京都であることと、そこから発信する新しい日本をコンセプトにしていたので、そのイメージを明確に打ち出せるようにしています。

これは余談ですが、立ち上げから参加していた「ディレクションLABO」もロゴデザインもボクのコンセプト設計がベースになっています。

モチーフとしたのはディレクションのDですが、そこに方向を指し示す矢印を重ねました。
色は暗闇に浮かび上がる光をイメージしての黄色。
いつ、いかなるときも揺るぎない、ディレクションのあるべき姿をコンセプトに落とし込んでいます。

コミュニティのビジュアルイメージは、参加者が直感的にそのコミュニティの良し悪しを判断する大事な基準になります。

もちろん、表面的にいけてる、素敵なデザインであることはとても大事ですが、その奥にしっかりとしたコンセプトに基づいた設計があるほうが、この先のビジュアル展開もブレずに済みます。
納得がいく設計とビジュアル化を行いましょう。

また、告知バナーや説明スライドも、そのビジュアルイメージをしっかりと踏襲させます。

まとまり感があること。
これこそがコミュニティ・ブランドを創るために欠かせない、とても重要な要素になります。

ポイント3:マネージメント設計

コンセプトが決まり、ビジュアルも設計できたら、次はマネージメントについてです。
つまりは運用設計ですね。

おいおい、さっき苦手だって言ってたやん。という声が聞こえそうですが、ボクは運用の設計は得意だと思っています。

苦手なのは運用そのものなんですよね。
もっと言うと継続するのが苦手。
飽きちゃうんです。

運用において大事なのはまず料金設計です。
これは参加人数目標値と、自分の運営稼働量をベースに算出することをオススメしています。

仕事とは言わないまでも、ある程度の収益がないと永続的にコミュニティを管理するのが難しいからです。
ボランティアの限界もありますし、予期せぬところで必要経費が発生する場合も多々あります。

例えば、メンバーが増えてきたらslackzoomの利用アカウントを有料にした方が良いかも知れません。
発信にnoteを使うとしても、プレミア版にするなら料金がかかります。
ゆくゆくはサイトも必要になるかも知れないし、メンバーを集めるための告知も必要になるでしょう。
そもそも立ち上げの時点でロゴを制作するのに費用をかけている場合もあります。

そんなもろもろを鑑みて、コミュニティの特性に基づいて料金設計を行います。

ディレクションLABOなどは、最初に何をするコミュニティなのかをわかってもらう必要がある。という判断で、1ヶ月無料でスタートさせました。

Spicaはこの先、HSPが一つの個性、特性として受け入れられる社会を目指して発信をしていくことを念頭に、参加人数とのバランスをみながら参加費を決めました。

このあたりの設計は、とても重要になります。
しっかりと分析して決定していきたいところですね。

さらに、最近のコミュニティ運営は「slack」を利用して行うのが主流になっているように思います。

それぞれにテーマを持った小部屋(チャンネル)を設定でき、一つのコメントに対してレスポンスをスレッド形式に行えるなど、使い勝手が良いのが特徴です。

ボクが運用設計をするときは、このチャンネルのネーミングにもこだわったりしています。

例えば、立ち上げから携わらせていただいた「オンライン上司」は、コミュニティ名自体がボクのネーミングなのですが、会社組織としてのブランディングを強化していきました。

そこで、雑談につかう部屋を「給湯室」と名付けたり、「デザイン課」や「イラスト課」など、会社部署になぞらえた部屋割りを行なっています。
(ちなみに、オンライン上司コミュニティではボクは自分の役割を終え、8月末日をもって退職しています)

また、Spicaでは、参加した最初に見る「コミュニティの指針」を記載したチャンネルを「北極星」と名付け、毒を吐き出すためだけにあるチャンネルを「ブラックホール」としました。

それ以外にも「ひそひそ星」や「おしらせ星」など、すこしゆるくて可愛い感じのネーミングも使用しています。

Spicaはコニュニティの特性上、とても感性、感覚値が高いので、参加メンバーからも「星屑の丘」や「おすすめ星」などのアイディアがあがり、チャンネルネーミング自体も活性化しているようです。

こうしたチャンネル名はちょっとした遊びではありますが、コミュニティのブランド形成にとても重要な役割を果たしていると個人的には思っています。

思わず開きたくなるコミュニティにするにはどうするか、居心地の良さはどうしたら設計できるのか、そんな細かい部分まで考えて構築していくのが成功の秘訣ではないかと思っています。

ポイント4:誰がやるか、ではなく、なぜやるか

4つめのポイントは、方法論ではなく、マインドです。

ある意味、コンセプトにもつながる部分ですが、コンセプトのもう一歩前と言ってもいいかも知れません。
この、コミュニティを「なぜやるのか」はものすごく大事です。
そこが無い、あるいはブレてると運用は絶対にうまくいきません。

少し前までは、コミュニティと言えばネット界隈で有名な人たちが主催して、そこにみんなが集う形式のものが主流でした。
堀江貴文さんとか西野亮廣さんとか、箕輪厚介さんなんかが運用しているコミュニティ、サロンのイメージですね。

ですが、いまはそこからさらにオンラインサロンが一般化してきています。
言うなれば、誰でも立ち上げができる時代。
だからこそ、大事になるのが「誰がやるか、ではなく、なぜやるか」が大事です。

このポリシーだったり、矜持だったり、熱い想いがないと、コミュニティは成立しません。
というか、続かない。

もちろん、ひとまず立ちあげて会員を30人くらい集める、ということはできなくないでしょう。
でも、コミュニティは立ち上げより運用が難しいのです。

そして、ちょっと矛盾というか前後した話にもなってしまいますが、運用をできるだけ簡易にするためにも、立ち上げに全力を注ぐ必要があるとボクは考えています。

だから、コンセプト設計から深く堀り込み、ビジュアルにこだわり、運用を楽しく、わかりやすく行うことが重要だというわけです。

誰でもコミュニティを立ち上げられる時代。

だからこそ、しっかりとしたディレクションが必要なんだと思っています。

ポイント5:未来を描けるか?

最後に、ビジョンの話です。
立ち上げが重要だという話をしましたが、その先に描くビジョンも大切です。
あなたは立ち上げたコミュニティの未来をどのように描いているでしょうか?

立ち上げたときの同じままで運営できるコミュニティなんてそうそうありません。
メンバーが変われば中身も変わる。
(コンセプトではなく、空気感とかです)

メンバーが変わらなければ、それはそれで空気が滞る。
つまりは飽きが充満します。

そうしたときにどうするのか。
その先はどうしたいのか。
ある程度の青写真は描けておくと良いと思います。

例えばSpicaは、「一人ひとりが主人公となって、自分らしい人生を歩む社会へ」というOffice ioのビジョンに基づいて運営されています。

そのため、今後は社会にHSPについてを発信し、「HSPとは一つの個性、特性、むしろ長所である」という共通理解を広めていくという目的をもっています。

足が早かったり、歌が上手かったり、絵を描くのが上手だったり。
そんな個性で特技と同じレベルで、HSPの高感度な感性がすばらしいものだという認識を広めていく。

こうした先々のイメージを持てるかどうか、はとても重要だと思っています。
これはコミュニティによっては様々でいいと思います。

一年をめどに何かしらの成果をあげて卒業してもらうとか、ビジネスと結びつけることでより事業要素の濃いコミュニティにするとか、それぞれいろいろあると思います。

ただ、せっかく同じ共通項、同じ趣味思考で集まったメンバーなのですから、より良い未来を一緒に描けることこそが、コミュニティの価値になるはず。

ボクはそう信じているし、そうあってほしいと願ってます。

コミュニティ設計を委託したい方へ

さて、最後に少しだけ告知させてください。
ここまでひたすらコミュニティ設計について語ってきました。

とは言え、正直この内容をいきなり全部自分一人で考え、設計し、動かすのは簡単ではないと思います。

なので、もしコミュニティ立ち上げを考えているけどどう動いていいかわからない。という方がいたら、Office io までお気軽にご連絡ください。

この「コミュニティ立ち上げサポート」はOffice ioの主軸事業のひとつである「クリエイティブ・コンサルティング」の一環として考えています。
なので、有償ではありますが、ボクの得意分野であるこの立ち上げ設計をお手伝いできたらと考えています。

ひとまずお試し感もあるので、月額コンサル料10万円からで設定しています。
具体的な内容としては、リアルベースの打ち合わせを2回。
あとはチャットワークベースで内容相談しつつ、コンセプト設計からビジュアル作成、運用設計までをサポートします。

ちなみに、コンセプト設計はボクが勝手に考えるものではありません。
ヒアリングをして、依頼者の中にある、言葉にならない思いを組み上げます。

これら全部の工程を含めて、立ち上げまでがだいたい1~2ヶ月くらいの契約になるのではないかと思っています。

Office io のクリエイティブイメージと合うか合わないかもふくめて判断はさせていただきますが、丸っとお手伝いさせていただけるかと思います。

まずはお気軽にお問い合わせください。

contact へはこちらの画像から

それでは、どこかでご縁がありますことを祈念して。
どうぞよろしくお願いします。

ABOUT ME
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Andy
we.編集長/Design Offiice io COO./Creative Director|東京⇆京都の2拠点生活。| 企業の経営課題を解決するデザイン・コンサルやクリエイティブ・ディレクションやってます。|ミニマル思考と独特の着眼点で「?」を「!」にする発想・提案が得意。|日本のビジネスにクリエイティブの革命を起こしたい。