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Office io|誰もが主人公となる社会を目指して。HSP向け匿名型コミュニティ「Spica」の立ち上げを設計しました。

繊細すぎるあまり、この社会に息苦しさを感じている。

そんなことはありませんか?

実はそれ、HSPHighly sensitive personだからかも知れません。

日本語にするなら「生得的な特性として高度な感覚処理感受性を持つ人」だそうです。

Office io の事業の一環として、現代日本において、生き辛さを感じているHSPのみなさんのために、その心の拠り所、あるいは一息つける場所として、匿名型コミュニティ「Spicaを立ち上げました。

今回はこのSpica設計の流れと、Office io が掲げるビジョンについて、少し詳しく話してみたいと思います。

HSPの方や、もしかしたら自分もそうかもと思っている方はもちろんですが、HSPではない方にとってもすごく大事な話になると思います。
なぜなら、HSPの人にとっては周囲の理解と協力が、より良い快適な生活を送るために何よりも必要なことだからです。

よかったら最後まで読んでいただけると幸いです。

HSPってご存知ですか?

そもそも、みなさんは、HSPという言葉を聞いたことがありますか?
ボクはこの言葉を知ったのはこの夏です。

ちょうど、Office io CEOであるhanaさんがそうだということがわかり、その流れで詳しい情報を手に入れました。

HSPの特徴としては、

・電車の大きな音が苦手
・人ごみにひどく疲れる
・他人の気分に左右される
・痛みにとても敏感

     ・・・etc.

などがあるようです。

シンプルに説明するなら、「いろいろなことを繊細に感じ取る人」のことですね。

もちろん、HSPは病気とかではありません。
単に一般的な人より繊細で、感受性が強く、周囲の変化に敏感だということです。

でも、それゆえに生き辛さも感じている。
高度文明社会のせいで、日々の暮らしの中で感じる騒音、光の刺激、過剰な香害などに悩まされるわけです。

ITの発達のせいで、四六時中コミュニケーションに追われ、精神的に一人になるのも容易ではありません。

かといって、すべての電子機器をオフにして、コミュニケーションを遮断することもストレスに感じる時代になっています。
誰かとつながり、映える写メをアップして、いいねをもらうことは、一昔前よりはるかにボクらの日常に当然のこととして根付いているから。

何をしてもストレスになる時代。
HSPであれば、それはさらに息苦しく感じてしまうようです。

一方で、HSPには素晴らしい側面もあります。

感性が鋭く、日々の細やかな変化に気がつきます。
空の青さの変化に気が付いたり、昨日と違う夕日の色に感動したり。
また、感受性が強いおかげで、芸術性があったり、美しいもの、繊細なものを生み出したり、表現することに長けています。

世に言うアーティストや芸術家、音楽家、あるいはデザイナーさんやイラストレーターさんの多くはHSPではないかと思います。

それくらい、何かを捉える感覚と、表現する才能に溢れている。

そんな、平均よりも感覚が鋭く、少しだけ繊細な人が、ストレスなく「小さな本音をささやける場所」があれば良いな。と考えました。

これはそのまま、CEOであるhanaさんの想いです。

Office io のビジョンとつながる

この話を聞いた時、実は最初は「なるほど、言われてみれば世の中には繊細な人っているよな。」という感想くらいのものでした。

チェックシートを使うとわかるのですが、ボクは全然HSPじゃなかったからです。

でも、逆に「そうか、だからボクは他人の感情を受け流すことができるのか」と妙に納得しました。

感受性の確度の違いは、そのまま生き方の違いになる。

あくまで「個性」ではあるけれど、その個性のせいで生き辛かったり、息苦しかったりする人がいる。

これはボクの中では新しい発見でした。

そして、苦しんでいる人がいるなら、少しでもなんとかできないかな?とCEOと話をしているうちに思いついたのがこの匿名型コミュニティ「Spicaの構想でした。

まず、このコミュニティを立ち上げるにあたって一番考えたのが、「Office io としてやるべきことか」という部分です。

ちょうどioのミッションやビジョンを掘り下げていた時期と重なっていたこともあり、COOとしてはその理念からずれる活動はしたくなかった。
なので、その芯となる考え方については徹底的に話し合いました。

その中で見えてきたのが、HSPであることを知るだけでも世の中は少しだけ生きやすくなる。という事実です。

これは、極端なたとえですが、「自分が今極寒の世界にいるのに、Tシャツ一枚しか着ていないことに気がついていないようなもの」だからです。

Tシャツしか着ていないという事実に気がつけたら、建物の中に入るとか、防寒具を着るとか、火を起こすとか、何かしらの対応をしようと思えます。

ほんの少しでもいいから意識して対応する。これはHSPの方にとってはものすごく大事なことです。

でも、気がついていない人が多いのもまた事実のようです。
で、あれば、まずは気がついてもらう必要がある。

これはiomissionである「今日まで忘れていた世界に気づかせる」と合致する部分でした。

でも、HSPだと気がついたとしても、そこからいきなり一人で何ができるだろうか?
そう考えた時に、情報交換をし合う場所が必要だと考えました。

同じHSP同士が集まれば、周囲の雑音を気にしなくなる方法や、満員電車で疲弊しないための対策、日々の暮らしを向上させるアイディアなどが交換できます。

周囲に合わせるのではなく、自分らしく生きていくための知恵をシェアし合う。
そして実践して報告し合う。
それを積み重ねていくことで、きっとQOL(生活の質)は上がっていくと思うのです。

この二つを叶えるためには、コミュニティとして機能させるのが良いだろうと判断しました。

そこにもう一つ、楽しい要素を加えたいと考えました。
せっかく集まっても、暗い話ばかりでは楽しくない。
また発言に気を使ってしまって疲れるようでは意味がない。

だから、小さな本音を囁き会える。
くだらないことでも遠慮なく発言できる。
既存のSNSのように、ブランディングやイメージ、実名制に制限されることなく、ただ本音を垂れ流す。

そんな気楽な場所にしたいと考えたのです。
そのため、このコミュニティでは匿名性を取り入れました。

実名にこだわり、名前と顔が見えるのがSNSの主流になりつつあるこの世の中で、これは少し前の時代のゆるさと、参加者の性善説を信頼した設計です。

何より、このゆるくて暖かい空気はCEOであるhanaさんが求めたものでした。

Spicaが描く未来構想

匿名型コミュニティとしてスタートさせたSpicaですが、参加については有料にしています。
これにも理由があります。

まずひとつはシンプルに、HSPという特質をふくめた参加者の性質上、興味本位やひやかしなどで参加して欲しくなかったからです。

HSPの人にとっては何気ないコメントや、特段の思いがない感想でも、HSPの人にとっては苦痛に感じたり、気分を害してしまうことはすくなくありません。

もちろん、HSP同士でもそれは起こり得ることでもあるのですが、Spicaとしては、単にそれがダメなのではなく、「そうした配慮ができない」ことがダメだと考えます。

なので、ある程度責任と自覚を持って参加してほしい。
その思いからの参加ハードルとしています。

逆に言えば、非HSPの方でも、それを踏まえて参加し、より良い社会を築くことに賛同していただける方は大歓迎です。

本人がHSPだと気がついたときに必要になるのが、周囲の理解とサポートです。
例えば、あなたの大切な人が、極寒の環境下でTシャツを着て凍えていたら、あなたならどうしますか?
どうしたいですか?

でも、その人がTシャツであることに気がつかないと、何もできない。
Tシャツなら見たらわかるけど、HSPは本人すら気がつかないくらいわかりにくいものだから、なおさらです。

HSPでも、非HSPでも、気がつき、情報を交換しあい、より良い関係性を構築することは重要です。

そして、参加費を集めるもう一つの理由としては、Spicaの今後の展望とリンクします。

Spicaとしては、このコミュニティ内での活動だけで終わることなく、HSPという言葉と理解をもっと広く世の中に発信し、投げかけていきたいと考えています。

これはOffice io が掲げるビジョン「一人ひとりが主人公となり、自分らしい人生を歩む世界へ」につながります。

自分がHSPであると気がつくのと同じくらい、世の中がHSPについて知り、理解し、自然と溶け込んでいくことが大事です。

血液型にABOABがいる。とか、生まれ月に応じて牡羊座から魚座まで12星座に振り分けられる。とかと同じくらい当然のこととして、HSPかどうか、を話せるくらいの世の中にしたい。

そのためにはいろんな発信や活動が必要になってきます。

とはいえ、参加者のみなさんに何かの活動を強制したり、お願いしたりするようなことはありません。
もちろん、その活動に賛同いただき、一緒に何かをやっていただける方は大歓迎ですが、あくまでOffice io がソーシャルワークとしていろいろ仕掛けていきます。

その活動のために使える費用の一部に、この参加費を当てることができたら、より意義のあるコミュニティ活動にできると考えています。

まだまだ立ち上げたばかりの小さなコミュニティですが、すでに確かに世の中のニーズは感じています。
そして、このコミュニティを運営していく意義もあると確信できました。

ここからは、Office io だけでなく、Spica参加者のみなさんの力もお借りしながら、急がず、慌てず、ゆるく、でも確実に、HSPが当然としてただある世の中にしていくため、少しずつ前に進んでいけたらと思っています。

HSPであることに悩み、生き辛さを感じている方は、良かったらSpicaをのぞいてみてください。
共感できる仲間がいることで、楽になることもあるはずです。

また、自分がHSPかも知れないと思っている方は、ぜひ簡単なチェックをしてみることをお勧めします。
HSPは一つのステキな個性のひとつです。
才能溢れるその源泉となる能力なのです。
受け入れることで、辛い思いをしなくてすむことがたくさんあります。

決して一人で悩まないでください。

その個性を拒否しないでください。

そして、HSPではないみなさまへ。

敏感すぎるとか、疲れやすいことを責めないで、この個性を理解しようとしてみてください。
その人が感動したものを一緒に眺め、その人が涙した原因を少しだけすくい取ってみてください。

また、あなたの中に新しい価値観が生まれるはずです。

HSPであることが、足が早かったり、暗算が得意だってことと同じくらい一つの当たり前の特技となる時代へ。

Office io は、自分たちの理念に基づいて、この匿名コミュニティを運営していきます。

良かったら、拡散や紹介などでご協力いただけると嬉しいです。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

「 Spica -スピカ- 」 を立ち上げました

匿名型コミュニティSpica が気になる、あるいは参加したい、と思ったかたは、こちらから。
「星の案内人」であるhanaさんのnoteに、コミュニティでできることや内容などが詳しく書いてあります。

 

ABOUT ME
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Andy
we.編集長/Design Offiice io COO./Creative Director|東京⇆京都の2拠点生活。| 企業の経営課題を解決するデザイン・コンサルやクリエイティブ・ディレクションやってます。|ミニマル思考と独特の着眼点で「?」を「!」にする発想・提案が得意。|日本のビジネスにクリエイティブの革命を起こしたい。