ミニマリストだから、
というわけでもないけれど、長い間、マットレスだけで暮らしていた。

折り畳みマットレスを床に敷き、朝になったら畳む。
ベッドフレームを持たないことが、ミニマリストらしい暮らしだと思っていた。

けれど現実は違った。

畳むのが面倒になり、そのまま置きっぱなしの日が増えていく。
「持たない暮らし」のはずなのに、部屋は少しずつ整わなくなっていた。

原因はマットレスではない。
毎日畳んで片付けることを前提にした構造そのものだった。

マットレス生活は合理的だった

最初は本当に便利だった。

  • 引っ越しが楽
  • 家具が増えない
  • 部屋を広く使える
  • 費用を抑えられる

狭い部屋で暮らすなら、とても合理的な選択だと思う。
引っ越しが多い人や、短期的な住まいなら、今でもおすすめできる。

問題は「毎日畳む」という仕組み

暮らしは、
毎日やらなければならないことが一つ増えるだけで急に重くなる。

今日は疲れたから、明日でいい。
そんな日が何日か続く。

すると部屋の真ん中には、いつもマットレスがある。

湿気対策で立て掛ける。
その姿が視界に入り続ける。

部屋のノイズは、モノの数ではない。

「途中の状態」から生まれる。

暮らしを再設計したとき、ローベッドが必要になった

地元へ戻ったことをきっかけに、暮らしを一から再設計した。
目指したのは、ホテルライクな空間だった。
家具を減らし、色数を減らし、床を広く見せる。

その視点で部屋を見直したとき、
マットレスだけはどうしてもノイズになった。

毎日整える前提ではなく、置くだけで完成する構造に変えたかった。

だから、ローベッドを選んだ。

ローベッドを選んだ理由

選んだのは、高さ15cmほどのメタルフレームだ。

理由は三つある。

  • 圧迫感がない
  • 掃除しやすい
  • 部屋がホテルライクに見える

収納付きベッドも検討した。

でも収納は、「入れる場所」を増やすことでもある。
今の暮らしには必要なかった。

収納を増やすより、管理するモノを減らしたかった。

▶︎ Lutown-Teen ベッドフレーム セミダブル ロータイプ(Amazon)

レビューで多い「フレームが痛い」は本当か


購入前に一番気になったレビューが、
「フレームが背中に当たる」というものだった。

結論から言えば、ベッドフレームではなく、マットレスとの相性の問題だと思う。

実は、僕自身、折り畳みマットレスで同じ失敗を経験している。

折り畳みマットレスは、どんなに厚くても15cm前後。
スプリングが入っていないため、自重がそのまま背中にかかる。
その状態でメタルフレームを使うと、背中を支えるフレーム部分に荷重が集中し、違和感が出やすい。

メタルフレームを選ぶなら、スプリングマットレスとの組み合わせをおすすめする。

▶︎ ZINUS ポケットコイルマットレス(Amazon)


折り畳みマットレスなら木製ベッドがおすすめ


逆に、今使っている折り畳みマットレスを活かしたいなら、木製すのこベッドの方が向いている。

面で支える構造なので、背中への違和感が少ない。
無理に買い替える必要はない。暮らし方に合わせて選ぶことが、一番の正解だ。

▶︎ タンスのゲン すのこベッド

結論|整ったのは部屋ではなく「朝」だった

実は、ローベッドに変えて、一番変わったのは部屋ではない。
朝だった。

起きる。
さっとベッドメイクをし、そのまま仕事へ向かえる。
畳まなくていい。
立て掛けなくていい。
湿気を気にしなくていい。

そして、その小さな手間が一つ消えるだけで、暮らしは驚くほど軽くなる。

40代になると、家具選びはデザインではなく、管理コストを減らすための選択になる。

どうやら、ローベッドは、僕にとって家具ではない。
暮らしを静かに整えるための仕組みだったのだ。

今回紹介したアイテム

▶︎ Lutown-Teen ベッドフレーム セミダブル ロータイプ(Amazon)
▶︎ ZINUS ポケットコイルマットレス(Amazon)
▶︎ タンスのゲン|木製すのこベッドフレーム(Amazon)

あわせて読みたい

40代ミニマリストの家具選び|持たない暮らしに必要なもの


部屋が片づかない理由|40代ミニマリストが実践する「正しい順番」


ホテル暮らしで生活をリセット|ミニマリストが気づいた本当に必要なもの


40代ミニマリストが手放した”いらなかった10のモノ”

ABOUT ME
yohaku
余白のある生き方を探しながら、 40代の暮らし・働き方・持ち物を“整える”ための思考を書いています。 ミニマル思考、Quiet Luxury、道具から学ぶ哲学。 心と生活が軽くなる視点を、日々の実践から発信中。 元ドキュメンタリー番組ディレクターを経て、 現在はブランド設計・クリエイティブの仕事に携わっています。 「ものを減らす」の先にある、 “どう生きるか”を一緒に考えるための場所です。