今回は、構図のお話。 ダイナミックシンメトリ構図に自分の撮影写真を後付してみたらどう見えるのか?を検証してみたいと思います。 後付でも学ぶことは多いですね・・・!
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ダイナミックシンメトリーって何?
ダイナミックシンメトリーは、写真の基本的な構図技法の一つであり、被写体を中心に配置することで、左右対称に配置された要素のバランスを取りながら、同時に対称性を破ることで、写真に動きやエネルギーを与える手法です。
バランスと動きを同時に表現することができるため、写真をより魅力的なものにすることができます。
具体的には、被写体を中心に置き、左右対称に配置された要素を意図的にカットすることで、バランスをとりつつも、写真にダイナミズムを生み出します。
また、カメラの位置やアングル、フレーミングなども重要で、被写体と周囲の要素との関係を考慮しながら、バランスとダイナミズムを追求します。
写真家のアンリ・カルティエ・ブレッソンにより提唱され、多くの写真家に影響を与えました。
ブレッソンって、誰?
アンリ・カルティエ・ブレッソンは、20世紀のフランスの写真家で、写真史上において最も影響力のある写真家の一人として知られています。
カルティエ・ブレッソンは、ダイナミックシンメトリーの手法を多くの作品で用いました。特にストリートフォトグラフィーの分野で有名です。
ブレッソンは、その瞬間にしか存在しない瞬間を切り取りながら、美しくバランスのとれたダイナミックな画面を作り上げています。
アンリ・カルティエ・ブレッソンがダイナミックシンメトリーという概念を最初に考えた時期や状況については、はっきりとした情報がありません。
ブレッソンは1920年代後半に写真家として活動を始め、1930年代には写真家としてのキャリアを確立しましたが、ダイナミックシンメトリーという手法を使い始めた正確な時期については明確ではありません。
ただ、ブレッソンが早い時期から写真においてバランスと対称性を意識していたことは知られています。
ブレッソンは幼少期に美術に触れ、画家や彫刻家の作品に興味を持ち、写真家になる前にも、美術史や美学について学んでいたことがあるそうです。
そのため、写真において美的な要素を追求し、バランスや対称性を意識するようになったのは、この影響があったと考えられます。
また、カルティエ・ブレッソンは「決定的瞬間」という言葉に集約されるように、写真において瞬間を捉えることの重要性を説いていたことも知られています。
ブレッソンは、写真を撮る瞬間に直感に従うことで、人生や世界の真実を表現することができると考えていたようです。
このような直感的なアプローチも、彼のダイナミックシンメトリーの手法に反映されている可能性があります。