今の部屋に引っ越してもうすぐ半年。
まだ、部屋にはベッドとデスク、飾り棚しか置いていない。

必要なものだけを残して、できるだけ部屋に余白をつくる。
それは今でも変わらない。

でも、ひとつだけ足りなかったものがある。
「居場所」だ。

仕事をするときは、小さなデスクに座る。
寝るときは、ベッドに入る。

では、それ以外の時間はどこにいるのか。
実は、ちゃんとくつろげる場所がなかった。

本を読んだり、音楽を聴いたり、ほっと一息ついたり。

ミニマリストになって家具を減らしてきたけれど、減らした結果、
実は、くつろぐための場所までなくなっていたのだ。

何もない部屋は、たしかに気持ちがいい。

家具が少ない。
床が広い。
モノが視界に入らない。

でも、何もないことと、居心地がいいことは別だった。

家具を増やしたかったわけではない。
部屋に、もうひとつの居場所をつくりたかった。

そこで、ソファを置くことにした。
モノをひとつ増やしただけなのに、部屋での過ごし方が変わった。

選んだのは、Mathiasの3人掛け


選んだのは、RASIKの「Mathias(マティアス)」3人掛け。
シティブラックの合皮に、木製の肘掛け。

今の部屋は黒×木目でまとめているので、
家具を選ぶときも、この雰囲気から浮かないことを重視した。

実際、置いてみるとかなり自然だった。
黒のフレームが空間を引き締めながら、木の肘掛けが部屋の木目とつながっている。

何もない部屋だったからこそ、3人掛けくらいの存在感がちょうどよかった。

そして、思っていた以上に「部屋の骨格」ができた。

ソファが来る前は、家具がそれぞれ独立していた。

デスクがある。
ベッドがある。

ただ、それだけ。

ソファを置いたことで、その間に生活の流れができた。

仕事をする場所。
眠る場所。

そして、くつろぐ第三の場所。

部屋に、ようやく役割ができた。

一番変わったのは、本を読むようになったこと

ソファを置いて、一番意外だった変化がある。
それは、本を読むようになったことだ。

ソファでは、座っても、横になっても本が読める。
これが思っていた以上に快適だった。

ベッドでも本は読める。
でも、背もたれがないから、必然的に横になって読むしかない。
そして、気がつけば寝てしまうなんてことがよくあった。

ソファなら、横になっていても「寝る場所」ではない。
だから、自然と本を読み続けられる。

仕事が終わって、ソファに座る。
少し本を読む。

疲れたら横になる。
そのまま食事をする。

そんな時間が増えた。

以前の部屋では、仕事が終わったらベッドに行くか、スマホを見るくらいだった。

今は、ソファに座って本を開く。

たったそれだけの違いだけれど、僕にとってはかなり大きい。

食事をする場所も変わった

ソファは、食事をする場所としても使っている。

サイドテーブルを近くに置けば、そこで食事ができる。

デスクで食べることもできるけれど、仕事をする場所と食事をする場所が同じだと、どうしても「作業の延長」になってしまう。

ソファに座って食事をすると、それだけで少し気持ちが切り替わる。

仕事をする。
食事をする。
本を読む。

同じ部屋の中でも、場所が変わるだけで気分が変わる。

家具には、単にモノを置く以上の役割があるのだと思う。

組み立ては、正直ちょっと大変だった

ここは正直に書いておきたい。

組み立ては、少し大変だった。

僕は一人で組み立てたけれど、できれば二人でやった方がいい。

特に注意したいのが、ネジの仮止め。

最初からきつく締めてしまうと、最後のネジが入らなくなる。

僕も途中で苦戦した。

最初は「なんで入らないんだ」と思ったけれど、仮止めをできるだけ緩くしておくと、最後に全体の位置を調整しながら締めることができる。

組み立てるなら、ここは覚えておいた方がいいと思う。

また、3人掛けなので、一人で動かすには少し大きくて重い。

僕は部屋の中でよく家具を動かすので、これは少し気になった。

逆に、一度置いたら基本的に動かさない人なら、それほど問題にはならないだろう。

ミニマリストだからこそ、家具を増やす

ミニマリストになってから、「モノを減らすこと」が目的になっていた時期があった。

でも、今は少し違う。
大切なのは、モノの数ではない。

そのモノが、自分の暮らしに何をもたらしてくれるかだと思っている。

ソファを一台増やした。

当然、部屋のモノは増えた。

でも、暮らしはむしろシンプルになった。

仕事はデスク。

睡眠はベッド。

くつろぐときはソファ。

それぞれの場所に役割ができたことで、何をするかを迷わなくなった。

そして何より、以前より本を読むようになった。

「何もない部屋」から「何もしなくていい部屋」へ

ミニマリストの部屋は、何もないことが正解なのだと思っていた。

でも、そうではなかった。

必要なものがないことと、余白があることは違う。

余白があるからこそ、その中に自分の居場所をつくる。

僕にとって、ソファはそのための家具だった。

仕事をしなくてもいい。

寝なくてもいい。

何か生産的なことをしなくてもいい。

ただ座って、本を読む。

食事をする。

少し横になる。

何もしない。

そんな時間を過ごせる場所が、今の部屋にはある。

モノを減らしていった先で、最後に残ったのは「何を持つか」ではなく、**「どう過ごしたいか」**だった。

ソファを置いたことで、部屋に居場所ができた。

そしてその居場所ができたことで、ようやく暮らすための部屋になった気がしている。

今回使っているソファ

RASIK Mathias(マティアス)3人掛け シティブラック

黒の合皮と木製フレームを組み合わせた、3人掛けソファ。
横になって本を読んだり、食事をしたり、簡単なPC作業をしたり。

僕にとっては、仕事と睡眠の間にある「くつろぐ時間」をつくってくれた家具になった。

組み立ては二人の方が楽だと思うけれど、完成後はほぼ置き場所を決めて使う家具なので、そこまで気にならない。

▶︎ RASIK Mathias 3人掛け シティブラック(公式ストア)


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yohaku
余白のある生き方を探しながら、 40代の暮らし・働き方・持ち物を“整える”ための思考を書いています。 ミニマル思考、Quiet Luxury、道具から学ぶ哲学。 心と生活が軽くなる視点を、日々の実践から発信中。 元ドキュメンタリー番組ディレクターを経て、 現在はブランド設計・クリエイティブの仕事に携わっています。 「ものを減らす」の先にある、 “どう生きるか”を一緒に考えるための場所です。