採用課題:若者に刺さる世界観が定まらない
渋谷を拠点に営業職を展開する不動産企業では、毎年採用サイトやパンフレットをリニューアルしていたものの、成果が安定しないという課題を抱えていました。
採用チーム内でも「若者の心に響く見せ方がわからない」「毎年作り直しているのに手応えが薄い」といった声が上がっていました。
そこでDot.が行ったのは、“誰にどう見られたいか”を明確にするブランド設計からの再構築でした。
施策内容:アパレルのような世界観で“働く自分”を想起させる
採用ターゲットは、20代前半の若手層。
彼らの志向をインタビューから掘り下げると、以下のようなキーワードが見えてきました。
- 「渋谷でキラキラ働きたい」
- 「実力で評価されたい」
- 「裁量を持って成長したい」
これらを踏まえ、“仕事そのものの魅力”ではなく、“働く姿の美しさ”を伝える構成に転換しました。
具体的には以下の3施策を実施。
- 採用サイトをアパレル風デザインに刷新
ストリート感のある写真とミニマルなレイアウトで、ファッション誌のような世界観を構築。 - 社員をモデルのように撮影
リアルな若手社員を“主役”にし、求職者が「自分もこうなりたい」と未来を想像できるビジュアルを制作。 - パンフレットや説明会資料も統一デザインで展開
採用サイト・紙ツール・動画すべてでトーン&マナーを揃え、世界観の一貫性を保ちました。

成果:説明会参加者3倍・内定者1.8倍
リニューアル後の効果は明確に数値で現れました。
- 説明会参加者数:前年比300%(約3倍)
- 内定者数:10名 → 18名(1.8倍)に増加
- 内定辞退者ゼロ
さらに、これまで毎年デザインを変更していた企業が、この年から3年間同じデザインを継続使用。
ブランドイメージの方向性が社内外で定着し、採用活動の安定化にもつながりました。
成功要因:インサイトの深掘りと一貫した世界観
採用ブランディングで最も重要なのは、“表面的なかっこよさ”ではなく、求職者インサイトに基づいた一貫した世界観設計です。
Dot.では、現場社員へのヒアリングから始め、
企業のビジョンと働く人のリアルを重ね合わせることで、“働きたい理由”を可視化する採用ブランドを構築します。
学べるポイント(実務的まとめ)
- インサイトを掘る: 求職者や社員へのヒアリングは必須。
- 世界観を整える: デザインだけでなく、コピー・トーンまで統一。
- 持続可能性を重視: 毎年の刷新ではなく、数年間使えるブランド設計を。
まとめ
採用ブランディングとは、単にデザインを整えることではなく、
企業の“らしさ”を求職者の言葉で翻訳することです。
Dot.では、
採用戦略の設計からサイト・パンフレット制作まで、
「採用数」だけでなく「採用ブランド価値」の向上を目指した支援を行っています。
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