靴下を半年に一回、全部捨てる|ミニマリストが「選ばない」ための仕組み

もう、ずいぶん前のことだけど、
洗濯機を回すたびに、靴下のペアを探していた時期があった。
例えば、片方だけ先に穴が空いて、もう片方だけが引き出しに残ったとする。
そうなると、色も柄も違う靴下たちが、少しずつバラバラになっていく。
結果、靴下という存在そのものに、僕はずっと小さな判断を強いられていた。
靴下を、半年に一回、総入れ替えすると決めた
今の僕は、靴下を一枚ずつ買い換えることをやめた。
5月から10月はくるぶし丈。
11月から4月はすね丈。
季節の変わり目に、8枚組をまとめて買う。
そして、それまで使っていた8枚を、全部処分する。
一枚ずつの寿命を見極めるんじゃない。
システムとして、半年ごとに総入れ替えする。
それだけ。
「まだ使えるか」を、判断したくない
正直に言うと、これは効率の話じゃない。
めんどくさいからだ。
この靴下は、まだ使えるだろうか。
そろそろ買い替えどきだろうか。
そういう判断を、靴下ごときに使いたくない。
判断力とか、決断力とか、そういうものは限りがあると思っている。
なので、それは写真や仕事のために取っておきたい。
そして、靴下の寿命を見極める。
そんなところに、僕の判断リソースを使う必要はない。
だから、考えるのをやめた。
半年経ったら、問答無用で全部入れ替える。
それだけを決めておけば、もう何も考えなくていい。
色も全部、黒に統一した
色は、全部黒で揃えている。
こだわりというより、これも判断を減らすための選択だ。
洗濯後、靴下のペアを探して合わせる。
あの作業が、地味にだるい。
でも、全部黒なら、その必要がない。
どれとどれを組み合わせても、成立する。
一足だけ違う色や素材が混ざると、とたんに面倒になる。
どれとどれがペアだったか、覚えていないといけないからだ。
黒に統一するだけで、洗濯後の「揃える」という工程が、まるごと消える。
8枚組なのには理由がある
8枚にしているのは、週1回の洗濯でも一応回せる枚数だからだ。
実際には、週2回の洗濯がデフォルトになっている。
だから、8枚あればかなり余裕がある。
この余裕が、地味に効いてくる。
これまで、8枚半年で回して、靴下に穴が空いたという経験は一度もない。
もし仮に、出張先で靴下に穴が空いていることに気づいたとする。
そういう時、コンビニで割高な靴下を買う羽目になる。
別に、大した出費じゃない。
でも、無駄だ。
その無駄が起きないだけの余白を、半年で8枚という数字に持たせているわけだ。
すね丈はNUBILY、くるぶし丈はPIENILO
購入するブランドはいつも同じで、PIENILO一択。
別に有名ブランドでもない。
Amazonで安定的に買える。それだけ。
そうそう、すね丈には、少しだけ選ぶ理由がある。
普通のビジネスソックスだと、僕には少し長すぎる。
このくらいの丈感が、ちょうどいいのだ。
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一方で、くるぶし丈には全く理由がない。
靴下は消耗品だと思っているから、システム的に入れ替えているだけだ。
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こだわる場所と、こだわらない場所を分けている。
それでいいと思っている。
捨てる前に、最後の仕事をしてもらう
半年で処分する古い靴下は、そのまま捨てるわけじゃない。
一度、掃除に使ってから捨てるのを徹底している。
例えば、トイレや玄関の床を拭いたり、棚の隙間を拭いたり。
こうして、靴下としての役目を終えたあと、雑巾としての最後の仕事をしてもらうわけだ。
これも、システムの一部だ。
入れ替えて、終わりじゃない。
選ばないことが、一番楽だった
靴下について、僕はもう何も選んでいない。
丈は季節で決まっている。
色は黒で決まっている。
枚数は8枚で決まっている。
入れ替えるタイミングは半年で決まっている。
実は、決めるのは、最初の一回だけでいい。
あとは、そのシステムに従うだけだ。
靴下ひとつに、そこまでやるのかと思われるかもしれない。
でも、こういう小さな判断を減らしていくことが、僕にとってのノイズキャンセルなんだと思う。
つまり、考えなくていいことを、増やしていく。
そのぶん、考えたいことに使える余白が、少しずつ増えていく。
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