あなたの会社も、“メディア”になる時代へ。
写真は、もっとも身近で、もっとも深いメディアのひとつです。
記録として、表現として、そして、記憶として。
ときに言葉では伝えきれない感情すらも、一枚の写真には宿ります。
新聞や雑誌の一面を飾り、ポスターの主役となり、チラシでは背景に回る。
そしてSNSでは、リアルタイムに人の心をつかみ、時にアートにもなる。
この「写真」というメディアを起点に、今こそ中小企業も、自社の発信を見直すタイミングが来ている──
そう、私は考えています。
メディアの変化は、企業の発信にどう影響するか
私は、新聞社に勤める父や祖父の影響を受け、メディアの世界に進みました。
学生時代に映像制作を学び、テレビ業界でディレクターとして働き、その後Webの世界へ。
その転機となったのは、東日本大震災でした。
当時、私は震災を取材し、テレビで数本のドキュメンタリーを放送しました。
けれど、その頃から少しずつ、現地のリアルは、SNS──とくにTwitterからスマホを通じて直接届くようになっていったのです。
丁寧に作られたテレビ番組より、誰かのその瞬間の一言の方が、心に刺さる。
その現実に、私は強い衝撃を受け、テレビからWebへと仕事のフィールドを変えました。
この経験から、私は一つの確信を持つようになります。
「メディアは、時代とともに変化する。だからこそ“自分で発信できる力”が重要になる」
企業も「メディア化」していく時代
今、私が支援しているのは、「自社発信に取り組みたいが、どう始めたらいいかわからない」という企業の皆さんです。
とくに中小企業では、
- SNSの運用に人手が回らない
- 何を伝えたらいいのか、わからない
- ブランドの“らしさ”が言語化できていない
そんな課題がよく挙がります。
でも、誤解しないでほしいのは、「お金をかけたSNS広告や、流行りの手法」が必須なわけではない、ということ。
むしろ、いま必要なのは──
「ブランドとは何か」をきちんと伝える設計力
その企業“らしさ”を言葉とビジュアルで届ける力
この2つです。
企業というブランドは、メディアである。
SNSによって、誰もが手軽に発信できるようになりました。
でも一方で、「何をどう伝えるべきか」が見えにくくなった時代でもあります。
そんな中、私が掲げている考えがあります。
ブランドは、メディアである。
それは、価格やスペックを伝えるものではなく、
「なぜその会社が存在するのか」「どんな未来を目指しているのか」
そんな“根っこ”を伝えていく存在だと考えています。
そして、その想いを届ける手段として、写真・動画・SNS・noteなど、あらゆるメディアが存在します。
発信が苦手でも、書くことが苦手でも構いません。
伝えるべき“本質”がある限り、そこには必ず道があります。
「何から始めればいいの?」という方へ
私が今まで支援してきた企業でも、最初はほとんどが手探り状態でした。
でも、ブランドのコアを掘り下げ、伝える視点を整理し、メディアを組み立てることで、必ず前に進むことができます。
- まずは何を発信すべきか
- SNSとnote、どう使い分けるか
- ビジュアルや言葉のトーンをどう整えるか
そんな「はじめの一歩」から、伴走することができます。
最後に|“発信する会社”が、選ばれる時代
今の時代、「いい商品」や「長い歴史」だけでは選ばれません。
“何をどう伝えているか”が、その会社の魅力を左右するようになりました。
だからこそ、自社を「メディア化」する意識を持つことが、これからの企業にとって大きな武器になるのです。