夏になると、毎年のように白T難民になっていた。
UNIQLO、GU、ヘインズ、チャンピオン…
手頃なものから少し良いものまで、片っ端から試した。
一方で、結果はいつも同じだった。
「悪くないけど、来年また着たいとは思わない」
「乾燥機に弱い」「シワが気になる」「気分が上がらない」
40代になると、服に求めるのは“安さ”ではなく、
生活の摩擦を減らし、自分らしい感性に合う一着かどうかが大事になる。
つまり、僕のミニマリズムは、
“数を減らす”ではなく、
“選ぶ基準を澄ませる”ことだ。
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今年は、その基準にすっと馴染む白Tが3枚見つかった。
どれも“40代が毎日着ても心がブレないTシャツ”だ。
第3位|THE NORTH FACEショートスリーブ エアリーポケットT

✓ ポリエステル100%でもテロテロしない
✓ 程よいストレッチで着心地がいい
✓ UVカット、速乾、耐久性◎
さらに、乾燥機ダメージに強いので、“洗ってすぐ着たい”40代にはありがたい。
付け加えるとすれば、胸ポケットのワンポイントが効き、スポーティすぎないのもいい。
そして値段も6,380円かなり優秀だ。
ヘビロテ前提で選ぶなら、間違いなく候補に入る。
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第2位|REPLAY オーガニックコットン Tシャツ
REPLAY/リプレイ オーガニックコットンTシャツ

実はREPLAYの購入は初挑戦だったが、そのブランド思想に惹かれた。
「ヴィンテージから学び、今の時代に再解釈する」
というコンセプトがまず良い。
オーガニックコットンの触り心地は柔らかく、
それでいて40代の“品”を損なわない落ち着いた風合い。
11,000円と少し高いのは弱点だが、
“長く着続けたいと思える存在感”がある。
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第1位|age3026™ トリアセテート Tシャツ
age3026™/エイジ・サン・マル・ニー・ロク

これは文句なしの1位。
なのだが、残念ながら現在は販売されていない。
✓ トリアセテート(樹木由来)
✓ 高級ブランドも採用する上質素材
✓ ジェンダーレス & トレンドレス
着た瞬間に「これでいい」と思えた。
服の主張は弱いのに、佇まいが美しい。
こういうのを“成熟した白T”と呼ぶんだと思う。
14,300円。
高いけれど、納得できる一着。
完全受注生産なのも、物語として好きだった。
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なぜ40代は「白T選び」で迷うのか?
この理由はシンプルだ。
20代のように“流行”では選べない
30代のように“ブランド”では誤魔化せない
今の自分の“思想”が選択に表れる
つまり白Tは、
暮らしの軸がそのまま出るアイテムなのだ。
40代のミニマリズムは、
安さでも、数でもなく、
「生活の摩擦が減るか」
「自分のペースに合うか」
「長く着て心がブレないか」
この3つで十分だ。
白Tを選ぶための“ミニマル基準”
僕は服を買うとき、次の基準を必ず通す。
- 乾燥機との相性
- 1枚で“街に出られる”質感
- 首元がヨレない構造
- シンプルすぎず、主張しずぎず
- 環境負荷が低い素材ならなお良い
これらを超えた3枚だからこそ、
今年は白T難民にならずに済んだ。
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白Tは“消耗品”だが“道具”として選ぶ
白Tはどうしてもワンシーズンで消耗する服になりがちだ。
汚れも目立つし、夏は汗もかく。
だからこそ、消耗品として、ベストなものを選びたい。
価格より寿命。
流行より思想。
数量より選択の軸。
あなたの暮らしに“摩擦のない白T”が一本あると、
夏は驚くほど楽になる。
また良い物に出会ったら紹介する。
今回のおすすめアイテム
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