COLUMN

プレゼンテーション超入門ーできることから始めようー

ディレクターとしてはプレゼンテーションは上手いに越したことはないと思ってます。
企画を「面白そう」と思ってもらうためには、かなり必要なスキルだからですね。

一方で、プレゼンが難しい、苦手だ、という声もよく聞きます。

今回は、「超入門」と題して、そのプレゼンテーションの苦手意識を少しでもなくしていけたら良いなと思っています。

プレゼンテーションの上手さとは?

これを読んでいるということは、あなたも少なからずプレゼンテーションに苦手意識をもっていたり、もっと上手くなりたい、という願望があるのだろうなと推測します。

さて、ここでいう「上手い」とはどういうことでしょう?

もしかしたら、みんな「スティーブ・ジョブズ」や「ホリエモン」なんかの「伝説のスピーチ」みたいなことをしなくちゃダメな印象に囚われてるかも知れません。

あれこそが「上手い」プレゼンだと。

ぶっちゃけ、あれはプレゼンの最高峰です。
サッカーでいうなら、セリエAとか、リーガエスパニョーラみたいなものです。
ビジネス界でも超一流のなかでも、さらにトップの人たちがやっていること。
当然ですが、登壇者の経験している場数が違います。
つまりは練習量が違います。

これまで、あなたはガチのプレゼンを何回したことがありますか?
月に1回でも年間12回。
10年かけてようやく100回を超えるわけです。

ビジネス界のトップの人たちは、講演会などで話す機会が山のようにあります。
下手したら年間で100回を超えるかも。
そんな人たちと比べて、自分のプレゼンスキルが劣っている・・・と考えるのはナンセンスですよね?

社会人サッカーで月に1回、公式戦に出る選手が比べるべきは、リーガエスパニョーラの選手ではなく、隣町のライバルチームです。
もちろん、数を重ねて上手くなり、上を目指すことは大事ですが、今回はその方向の話は割愛します。
「超入門」なので、まずは目の前のできることから始めましょう。

一番大切にすべきこととは?

プレゼン初心者、初級者がまず一番大事にしなくてはならないことは何か?

それは「わかりやすく伝えること」です。

何を当たりまえのことを?と思うかもしれませんが、意外と「自分の考えを正しく伝える」のは難しいのです。

例えば、同じスライドを使用して、常に同じ時間でプレゼンを終わることができますか?
この「同じ時間」は誤差10秒以内くらいのことを言ってます。
(時計を見ながらでOKです)

これができる人は「超入門」は必要ないです。
でも、プレゼンをするたびに話す長さが変わるひとは要注意です。

なぜか?

「伝えたいことが定まってない」からですね。

アドリブや思い付きで話している。
あるいは、話すべきことを飛ばしている。
だから10秒以上の誤差が生まれます。

常に同じ内容を話していたら、つい早口になっても、ちょっと言葉に詰まることがあっても、だいたい同じ時間でフィニッシュできます。

大事なのは「伝えたいことをわかりやすくて伝える」こと。

そのためには、まずスライドの情報が過不足なく整理されている必要があります。
プレゼンテーションの9割は、スライドの準備の時点で決まっているわけです。

プレゼンテーションをすることになった時、真っ先に「シナリオにこだわろう」とか、「演出を派手にしなきゃ」とか考える必要はありません。
「超入門」においては、その部分は残りの1割です。
(レベルを上げるなら別ですが)

大事なのは「何を伝えたいのか」で、それが「どうやったら伝わるか」を考えること。
当然ですが、シナリオや演出がなくても、刺さる言葉はあります。
それは熱意や情熱、ヤル気。

でも、それを伝えるためには、伝えたい情報が的確に整理されていないと意味がないのです。

プレゼンテーションに慣れてない人が、いきなり「聞き手の心を動かそう」なんて考えるのはリスキーです。
それより、まずはわかりやすい話の順番を熟考する。
徹底的に見やすいスライド資料を準備する。
そして本番では、慌てず丁寧に話す。

これだけで一気にレベルがあがります。

スライド作成にはフォーマットを利用する

「超入門」においては、プレゼンテーションは「上手くやろう」なんて思う必要はありません。

大事なのは「丁寧につたえる」ことです。
丁寧に話せばちゃんと伝わるからです。

そして、その「伝えたいこと」はフォーマットに沿って準備しておくと楽ですね。
応用の効くフォーマットをベースに、基礎や型を身につけましょう。

フォーマットとは、「聞いてもらう」ためのセオリーのようなものです。
そのフォーマットは7つのステップを意識すると良いと思います。

フォーマット7Step

1)挨拶・名前
2)テーマ・コンセプト
3)ターゲット・目的
4)作品(企画内容)
5)特徴・強み
6)まとめ(ビジョンなど)
7)ありがとうございました

フォーマット7Stepについては、詳しくはこちらの記事でも紹介してますので、参考までに。

さて、2~3分のプレゼンならこれに伝えたいことを当てはめるだけで十分です。
プレゼンは苦手!と、思う人ほど使った方が良いですね。
準備が楽になります。

これはデザイン提案に限らず、アートやブログ、制作サイトの紹介にも応用できると思います。

あとは自己紹介なんかもこれを意識すると印象に残る可能性が上がると思いますよ。

1)挨拶・名前
ーはじめまして、Andyです。

2)テーマ・コンセプト
Office io COO兼クリエイティブ・ディレクターとして企業さまの課題を「Art × Design」で解決しています。

3)ターゲット・目的
ー売り上げアップ、集客アップ、イメージアップに悩んでいる企業さまのお役に立てると思います。

4)作品(実績)
ー最近はXXXXXXXXXXなどのブランディングをお手伝いさせていただきました。

5)特徴・強み
ー大量生産、大量消費というこれまでのビジネスモデルが崩れたいま、同じやり方では成果をあげるのは難しくなっています。
そこで、イオではアート思考とデザイン思考を掛け合わせることで、ブランド価値を高め、ファンを増やし、量ではなく、質の購入へと導きます。

6)まとめ(ビジョンなど)
短期的な利益の追求ではなく、未来に向けた永続的なイメージアップと顧客獲得の戦略をご提案させていただきます。

7)ありがとうございました

ぜひ、練習として自分の自己紹介バージョンを考えてみてください。

最後に

もちろん、プレゼンテーションのスキルは上を見ればきりがありません。

でも、超入門として、「わかりやすく伝える」ことに集中すれば、それはそんなに難しいことではないと思います。

人前で話すのが苦手。という人ほど、このセオリーを使って、自分のプレゼンをフォーマット化してしまうのがおすすめです。

実はボクらは日常でもプレゼンをよく使っています。

さきほどの自己紹介もそうですが、美味しいレストランを紹介するときや、駅からの道案内をするのも言うなればショートプレゼンです。

伝えるべき内容を伝えたい人に適切に伝える。

例えば最寄駅から自社までの道のりを何度も伝えていたら、それはパターン化してスラスラでてくるようになりませんか?

ようはその延長にプレゼンの入り口があるわけです。

「伝える」ということはそもそもそこまで難しいことではありません。

難しくしているのはだいたい自分の方です。

かっこよくみせよう
派手にみせよう
上手く見せよう

そうした要素を取り払って、シンプルに伝えるべきことに集中できたら、きっとプレゼンは苦痛ではなくなるはずです。

ぜひ、意識改革から試してみてください。

そして、もしワンランク上のプレゼンを目指すのなら、こちらの記事も参考までに。笑

ABOUT ME
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Andy
we.編集長/Design Offiice io COO./Creative Director|東京⇆京都の2拠点生活。| 企業の経営課題を解決するデザイン・コンサルやクリエイティブ・ディレクションやってます。|ミニマル思考と独特の着眼点で「?」を「!」にする発想・提案が得意。|日本のビジネスにクリエイティブの革命を起こしたい。