COLUMN

今の時代だからこそ刺さる。見直すべき地球滅亡、終末世界系アニメ映画3選【2021年5月版】

緊急事態宣言の発出により、今年のGWも引きこもり生活真っ只中でした。
個人的にはYouTubeでいろいろと新しいことを勉強したり、読みたかった本を読んだり、将棋にハマってみたりと、それなりに時間を潰して過ごしてました。

特に「映画」は昔から好きだったので、たくさん観ましたね。
その中でも、「アニメ」なんだけど、今の時代だからこそ刺さりまくった名作が3つほどあったので紹介しておきます。
まぁ、どれも有名アニメ映画なので、みなさんも知ってるとは思いますが、「今の時代」というフィルターをかけることで、物語やテーマに深みが増す、というところがポイントかなと思ってます。

よかったら、一度見たことがあると言う人も、もう一度「今の時代」という視点を持って見てもらえると面白いかなと思います。

それではいってみましょう。

今の時代だからこそ見直すべきアニメ3選

・天気の子(劇場公開日 2019年7月)
・HELLO WORLD(劇場公開日 2019年9月)
・風の谷のナウシカ(劇場公開日 1984年3月)

結論から言うと、この3作になります。
どのあたりが良かったのか、このあとボクなりの視点で解説していきます。
ちなみに、ガッツリネタバレを含みますので、未見の方でオチや伏線を知りたくない。と言う方は先に映画を見ることを推奨しておきます。

天気の子

「君の名は。」の大ヒットでおなじみの新海誠監督作品ですね。

離島から東京に家出してきた少年、帆高と、“祈るだけで晴れにできる“力を持つ少女、陽菜が出会い、運命に翻弄されながらも自らの生き方を「選択」していくストーリーです。(ウィキペディ参照

この物語のすごさは、「大切な人」を守るために「世界を犠牲にする」という決断をするところ。
普通のアニメなら「大切な人」も「世界」も、どちらも守ることができてめでたしめでたし・・・となるのがセオリーですが、このストーリーはそうはならないところが本当にすごい。
世界はどうしようもないことでできている・・・と痛烈に感じるのは、やはり今の社会状況があるからこそだと感じます。

感染防止を選べば経済は止まり、経済を優先させたら救える命が失われる。
それでもどちらかしか選べないとしたら、やっぱりボクらは世界よりも身近にいる大切な人を選ぶと思います。
こうした選択の問いかけは、リアルに感じられる今の世の中だからこそ刺さるのだと思いました。

HELLO WORLD

2027年の京都市に住む主人公が、10年後の2037年から来たという自分自身から、自分の住む世界がシミュレーター内に再現された過去の世界であると聞かされ、まもなく出会うことになる交際相手へと降りかかる死の運命を回避するよう懇願されるというストーリー。(ウィキペディ参照


この上記のストーリーはあくまで序盤で、その少女の運命を変えるところから展開がいっぺんします。
詳しい説明は省きますが、このアニメの面白いところは、記憶世界と現実世界の入れ子構造ですね。
どちらがリアルなのか、自分はいったいどこにいるのか、本当に正しい世界とはなんなのか?

これは、コロナ禍によって停止してしまった今の世界線が、本当にもとの世界の続きなのかを疑ってしまうきっかけになりました。
どこかで時空がねじれて、もうひとつの「コロナなんかなかった世界」が別の次元で存在しているのではないか・・・
そんなことを考えずにはいられないのも、この時代だからこそだと思います。

最後の最後に大どんでん返しの大落ちがあるのですが、ボクとしてはそこはあまり刺さってません。
(というか、古典的な仕掛けなので予想できてた)
それよりも、別の世界線で生きるもう一人の自分、もう一つの世界、という視点は、とても考えさせられるものでした。

風の谷のナウシカ

もはや知らない人はいないのではないかと思いますが、40年近くも前の宮崎駿監督作品です。

高度な産業文明を破壊させた「火の七日間」呼ばれる大戦争から1000年。人類は、巨大な虫や、毒の森・腐海に脅かされながら生きていた。辺境の小国「風の谷」の族長の娘、ナウシカは、人間同士の争いに巻き込まれていくストーリーです。(映画.com 参照


正直、これはもう説明不要な気もしますが、まずなによりこの「毒に侵された世界」が今の世界とリンクせずにはいられません。
そんな状況の中でも争い(戦争)をやめないのが人という生き物であることがまた重いですよね。

当時、ファンタジーとしてみた壮大な世界観が、いまはリアルな世界の出来事とリンクして感じてしまいます。
これはけっこう衝撃です。

ちなみに、こちらは原作の漫画単行本もあるので、そちらもおすすめですね。
映画とはまた違った絶望を読むことが出来ると思います。

最後に

今の時代だからこそ刺さる。というのは、やはり観る側の世界観、意識、価値観などが少なからず変容してきた証拠だと思います。
かつてのままではいられない。これはどうしようもない事実なんですね。

楽しませてもらったアニメですが、一つの時代の変わり目に新しい目線を提供してくれました。

ちなみに、この夏ボクが注目しているアニメ映画はこちらです。
地球滅亡系、終末思想系とはちょっと違うのかもしれませんが、ネット世界とリアル世界のリンクもまた、今の時代に通じるテーマ、メッセージかなと思ってます。

それではまた。

*サムネイルはスタジオジブリ提供のフリー素材です。
(https://www.ghibli.jp/info/013409/)

ABOUT ME
Andy
we.編集長/Design Offiice io COO./Creative Director|東京⇆京都の2拠点生活。| 企業の経営課題を解決するデザイン・コンサルやクリエイティブ・ディレクションやってます。|ミニマル思考と独特の着眼点で「?」を「!」にする発想・提案が得意。|日本のビジネスにクリエイティブの革命を起こしたい。