40代ミニマリストが“10年使ったApple Watch”を手放した3つの理由

ミニマリストが10年愛用した腕時計
いよいよ、10年使った腕時計を手放す時がきたようだ。
2016年に購入した Apple Watch Series 2。
ほぼ10年、毎日のように腕に巻いていた相棒だ。
通知、天気、アラーム、睡眠、歩数。
便利さの象徴として、生活を“管理”し続けてくれた。
けれど─電池の消耗も早くなり、充電の煩わしさがまさってきた。
そんななかで、ふと思った。
「これは、時間を“生きている”んじゃなくて、
ただ“管理している”だけかもしれない」
その瞬間から、Apple Watchの役割が
少しずつ終わりに向かっていった。
今回は、そう考えるに至った理由を丁寧に解説してみようと思う。
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Apple Watchをやめた3つの理由
一つの決定的な理由があれば、きっとこんなに長くは使っていない。
間違いなくこの10年はApplewatchに満足していた。
でも、さすがに10年も使うと色々と変化することがある。
その辺りの「ズレ」を言語化すると、だいたい以下の3つの理由になると思う。
理由①自分が感じる時流とのズレ
Apple Watchをやめた一番の理由は “時流にそぐわなくなってきたから”だと思っている。
10年前──2016年に初めてApple Watchを手にしたときは、まだ持っている人が少なくて、“最新ガジェットを身につける自分”がどこか誇らしかった。
けれど今は、街を見渡せばみんな使っている。
もちろん、それ自体はすごく良いことだ。
ただ、僕にとってApple Watchは、もはや「自分を語る一本」ではなくなっていた。
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理由②毎日の“充電”に縛られるという違和感
もうひとつは、生活リズムとのズレ。
- 毎日充電しなくちゃならない
- 出張にも充電器を持ち歩く必要がある
- 出張先の部屋では充電の順番に気をつかう
- スマホ、Wi-Fi、MacBook、カメラ…その隙間にApple Watch
特に毎日の充電は煩わしいモノだった。
出張用の専用の小型充電器を購入したりもしたけど、ストレスは無くならない。
腕時計を使っているつもりが、実は“使われている”側じゃないのか?
そんな疑問が、ある日ふと立ち上がった。
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自分がイメージする「ミニマルな暮らし」。
その中で、かつてはミニマルライフの象徴だったのがこのスマートウオッチだ。
でも、今では「充電に支配される腕」だと感じるようになってきた。
シンプルに、自分のライフスタイルに不似合いになってきたのだ。
理由③ブランドの“思想”ともズレ始めた
僕が使っていたのは Apple Watch HERMESのseries2。

30代の頃は、海外ブランドの格に頼りたかった時期でもあった。
ベルトもHERMESで揃えて、“持ち物で背伸びする時代”が僕にも確かにあったと思う。
けれど40代になってから、気づけば価値観が変わった。
国産の丁寧なものづくりが、心からしっくりくるようになった。
そして、こう思った。
「いまの僕には、国産の時計が似合う。」
そう思い立って、最初に調べたのはCITIZENのThe Citizenと
SEIKOのグランドセイコーだった。
Apple Watchを手放したのは、ガジェットの話というより、
“自分の思想のアップデート”だったのかもしれない。
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毎日の“便利”より、装いとしての品格
もちろん、Apple Watchは便利だ。
でも、その便利ささえも必要としなくなってきたことに気が付く。
- 電池が切れると「時間すらわからない」
- Series2ゆえに腕を傾けないと画面が点かない
- 仕事中いちいちうるさいので通知はすべてオフ
- Suicaもタッチペイも結局はiPhoneで行う
- 電池を食うからアラームすらもほとんど使わない。
もはや、「時計」としての役割すら揺らぎ始めていた。
そして何より大きいのは、“装いとしての格”が自分の年齢とステージに追いつかなくなったことだ。
40代になり、仕事で出会う方の層も変わる。
装いとは「自分のためではなく、相手への敬意」。
若い頃は無視できても、大人になればそうはいかない。
Apple Watchは便利でも、ビジネスの場で“成熟の品”にはなりにくい。
だからこそ、次の時計は“時間を整える道具”がいい。
時計とは、時間の“味わい方”を選ぶ道具だと気づいた
さて、ここから先は、40代の腕に何が似合うのかという話に入っていく。
Apple watchという便利を手放すと、時計の価値が変わった。
どうやら、時計は、時間を測るためだけの道具ではないらしい。
「どんな時間の使い方をしたいか」を映し出す鏡だ。
- 管理するのか
- 味わうのか
- 整えるのか
- 呼吸するのか
40代からの10年を考えたとき、僕はもっと時間を「味わう」道具がほしくなった。
次の10年の相棒を探す旅の始まり
お気に入りのデバイスを手放し、お気に入りの道具に乗り換える。
これは成熟を選ぶ、ひとつの儀式なんじゃないかと思う。
僕はただ便利を捨てたいわけじゃない。
ただ、過剰な管理から距離を置き、もう一度“時間を味わう”生き方に戻りたいだけだ。
そのために選ぶ次の時計。
そのために、Apple Watchを手放すことを決めた。
Apple Watchは素晴らしい。
でも、人生のステージが変わると
必要な時計も変わる。
そういう意味では、僕はApple Watchを“やめた”んじゃない。
“次の10年に必要な時計に移った”だけなんだ。
そう、Apple Watchを手放したことで、ようやく「次の10年を託す時計」を選ぶ準備が整った気がする。
今、僕は2つの国産時計のあいだで悩んでいる。
The CITIZEN か Grand Seiko か。
どちらも同じ“国産の名機”でありながら、
理性と感性──まったく違うリズムで時間を刻む時計だ。
「理性の時間」か、「感性の時間」か。
この先の10年を、どんなリズムで生きたいのか。
もしあなたも次の相棒を探しているなら、こちらの記事もぜひ読んでみてほしい。
どんな時間を生きたいかで、選ぶ時計は変わるから。
記事👉 40代からの腕時計論──The CITIZENとGrand Seiko、“時間の思想”をめぐって

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