COLUMN

ディレクション目線で考えるキャッチコピー・バリエーション

いまだに終息の目処どころか、感染拡大に歯止めが効かない新型コロナウイルス。
そんな現状の中で、少してもクリエイティブで世の中のお役に立てたら・・・
そんな想いは常々持っていました。

そんな中、今回はこんな素敵なキャッチコピーの応募がツイッターで開催されてました。

ボクも早速参加。

いくつか考えたものを今回は解説してみたいと思います。
あまり練って考えたものではないですが、どんな視点で、どんな発想でこのコピーを生み出したのが、少しでも参考になれば幸いです。

Stay Homeを訴える

まず、一番に頭に浮かんだ単語は「Stay Home」です。
シンプルですし、これ以上削る必要のないミニマルなメッセージですね。

ただ、あまりにシンプルすぎて刺さらない、というマイナス面もあります。
なので、ここでは「誰が言うか」と言う視点を導入しました。

つまり、偉い人や有名な人がこの言葉を言うとしたら、少しは刺さるかな、と言う発想ですね。
で、真っ先に思いついたのが、あのスティーブ・ジョブズの伝説のスピーチです。

Stay hungry, stay foolish
and
Stay Home

ステイ。をここに並べてコピーとすることで、単なる「Stay Home」に価値を持たせるような戦略ですね。

自宅警備をポジティブにするコピー

次は、そもそも家に居続けることが賞賛されるような視点から思考してみました。
日本には引きこもりが多いから感染拡大が遅い。といったネタとも言えるようなニュース記事を見ていたのが発想の原点です。

自宅に居続けたことを誇るコピーですね。

お父さん、お母さん。

二人の反対を押し切り、
ボクが長年守り抜いてきたこの家が、
今、世界で一番安全な場所になりました。

優しさを切り出したかった

3つ目は全く逆方向に振りました。
つまり、この休みは天からの贈り物だと捉える視点です。

とは言え、世界中で拡大し、死者も出ている。
あまりにハッピーすぎでもまた違和感があります。

なので、イメージを家族に限定し、「意地悪」と言う言葉を添えることでニュアンスを出しました。

神様がくれた、
ちょっと意地悪な春休み。

パリピに苦言を呈す

次は、外出自粛の要請を無視して遊びまわるパリピに釘を刺したいと言う視点からのコピーです。

これの元ネタは、「鳴くセミよりも、鳴かぬ蛍が、身を焦がす」と言う古事・ことわざからです。
口に出してあれこれ言う者より、口に出して言わない者のほうが、心の中では深く思っていることのたとえですね。

これに引っ掛けて、外で遊びまわるパリピよりも、家にいる、オタク(お宅)の方が安全だよ。と言うメッセージに昇華させたものですね。

鳴くパリピより
鳴かぬオタクが
身を守る。

これは元ネタを知らないとあまり刺さらないと思うので、ちょっと世代ターゲットイメージとしてはミスマッチだったな、とは思います。
まぁ、遊びなのでそこまで気にしなくても良いとは思うのですが、一応ね。笑

リスクがないことを伝える。

ここまできたら一周回ってふたたびシンプルなメッセージの発信になります。
誰もが一度は聞いたことのあるフレーズの逆打ちですね。
リスクなく、リターンが大きい。をダイレクトに表現してます。

No,Risk,
High Return.

個人的にはこれは結構好きなのですが、ちょっと言葉のニュアンスとして家にいることを伝えきれなかったりしたのがマイナスだったかもですね。
もう少しわかりやすさが必要だったのかも知れません。
イメージ画像についても再考の余地はありそうですね。

ちなみに、ボツにしたネタもいくつかあります。

オレが家に居るんじゃ無い。
オレが家をまとっているんだ!

とか

アミューズメント ホーム

とかですね。
あまりブラッシュアップの余地がなかったのでそのままお蔵入りにしました。
一応ここで日の目を見れて喜んでいると思います。笑

クリエイティブの力を信じている

さて、まだまだ東京も日本も予断を許さない状況です。
経済の損失も大きく、ここからの回復は容易ではないでしょう。
でも、ボクらは前に進むしかありません。

その前に進むための力をブーストしてくれるのがクリエイティブの力です。

まだまだ、ボクらにはやれることがある。

ここからですね。
ぜひ、一緒にがんばりましょう。

 

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ABOUT ME
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Andy
we.編集長/Design Offiice io COO./Creative Director|東京⇆京都の2拠点生活。| 企業の経営課題を解決するデザイン・コンサルやクリエイティブ・ディレクションやってます。|ミニマル思考と独特の着眼点で「?」を「!」にする発想・提案が得意。|日本のビジネスにクリエイティブの革命を起こしたい。