COLUMN

人間関係の断捨離が出来れば、もう少しだけ生きやすくなるのにね。

台風一過。
快晴が広がる一方で、各地の水害の状況がどんどん明らかになっていく。

史上最大の台風、という呼称は、紛れもなく事実だった。
一方で、思った以上の風害が出なかったのは不幸中の幸いだったのかも知れない。

何はともあれ、各地の1日も早い復旧を願いつつ、ボクらはまた、日常に戻っていく。
被害にあった人も、合わなかった人も、等しくまた、今日が始まるのだ。

日常が始まるということは、昨日と同じ今日がやってくるということでもある。
そんな環境の中で、日々の凝り固まった人間関係にウンザリする人もいるだろう。

せっかくの快晴も台無しだ。

だからといって、他人のせいばかりにしてても、現状は何も変わらない。
自分の心に爽やかな秋の風を吹き込むためには、ちょっとした意識改革が必要かもしれない。

人間関係の断捨離は難しい

今の時代、ボクらを縛るものは無数にある。

大量消費に踊らされて購入した不要なもの。
常識という見えないルールに縛られた窮屈な価値観。
自分の正義ばかりを押し付けてくる顔の見えない多数決。

人間関係の窮屈さも、その一つだ。
それは、モノを捨てる以上に捨てにくい。

自分の趣味や好みにかかわらず、人との関わりを遮断して生きていくのは今の社会の中ではかなり難しいだろうから。
そして、その最たるものが、仕事絡みの人間関係だと思う。

上司、同僚、部下、取引先・・・
気の合う、合わない、好き嫌いとは関係なく付き合っていかなくちゃならないから。
仕事を辞めるって手はあるだろうけど、それは極論ってコトで。
誰しも、苦手だと思うひとは少なからずいると思う。

それは単なる好き嫌いじゃなくて、合う合わないも含めて。
なんとなく感性が合わない。
話していて疲れてしまう。
話し方が鼻につく。

理由はなんであれ、そうなのだから仕方ない。

切るに切れない人間関係のストレスを抱えながら、ボクらは少しずつすり減っていく。
いつ終わるとも知れない神経衰弱のラットレース。
それが気にならない人、得意な人は別にいい。

問題は、それが苦手で、それに対処しきれない場合だ。
では、どうすれば良いのだろう?

人間関係の濃度を薄める

ひとつの手として、可能な限りその人の存在を薄くすることがあると思う。
無視をするというわけじゃない。

関わり合いの頻度を減らし、その人が占める1日の割合をコントロールするという意味。
付き合う人の濃度は自分で調整する。
まずは単純に、話す回数、メール、電話、などのコンタクトを全てを削り続ける。

一気にゼロにしなくてよくて、コツコツコツコツ削るのだ。
自分からは話しかけない。
どうでも良いメールやLINEには返信しない。
連絡は電話や直接ではなく、その人が席を立ったときにメモで渡す。

など、接点を減らすことで、少しでも感じるストレスをへらしていけばいい。

いきなりゼロには出来なくとも、まずは10090とか、70とか、そのくらいの薄さくらいまで出来たら御の字だろう。
ガリガリに削りまくった希薄な人間関係はほぼ空気に近づく。

その人の存在が自分の心を占める割合を減らしていくことが第一歩だ。

思考の方向を変えてみる

次に試してほしいのが、思考方向を変えていくってこと。
面倒な仕事も、その当事者と面と向き合うのではなく、協調するように意識を変えてみる。

もちろん、簡単に解決するとかじゃない。
でも、対立するよりずっとエネルギーを使わなくて済むはずだ。

言いたいイヤミを抑え、否定したい気持ちを深呼吸で追い払う。
いい仕事をしたいのはみんな同じ。
そこに敵はいないはずだ。
真正面から向き合う意識を捨てて、隣に並んでいる感覚で接っしたり、対応する。

ああ、この人とは同じ方向を向いているんだ。
そう思いながら話してみるのがオススメ。

これも簡単じゃないかも知れないけれど、慣れてくると不思議と気が楽になる。

SNS上の人間関係だってそうだ。

いま、「フォロワー数こそすべて」で、それがそのまま戦闘力(影響力)みたいな考え方があるけど、それはどうだろう?

ただ闇雲に数を増やした1000と、しっかりコミュケーション取れる300では質が量を上回ると思う。
そして、その300から派生して1000につながるようになれば強い。

本当に必要な人間関係を気づく上で、不要なものは削っていく。
一気に全部切り捨てる必要はない。
出来るだけシンプルに、可能な限りミニマルに。

より少なく、しかしより良く。はエッセンシャル思考の大事な考え方の基礎だ。

そうした意識を持つだけで、いまの生きにくい社会の景色が変わるかも知れない。

灰色だったオフィスに、少しだけ色がつくように。

モノクロだった人間関係が、ちょっとだけカラーになるように。

無理するのでなく、チューニングするだけ。

自分の心が心地よい方向に、人間関係の断捨離は調整から始めよう。

ボクらはもっと、自由で快適に暮らしていくべきだから。

ABOUT ME
アバター
Andy
we.編集長/Design Offiice io COO./Creative Director|東京⇆京都の2拠点生活。| 企業の経営課題を解決するデザイン・コンサルやクリエイティブ・ディレクションやってます。|ミニマル思考と独特の着眼点で「?」を「!」にする発想・提案が得意。|日本のビジネスにクリエイティブの革命を起こしたい。