ディレクション入門

「成功」を求める君へ。成功って何だろ?〜自己実現能力を鍛える方法〜

「夢は諦めなければ必ず叶う」とは良く言いますが、なかなか叶うまで諦めないということもまた難しいものですよね。
成功した人は全て努力した人ですが、努力をした人が全て成功するとは限りません。
やはりいろんな要素が絡み合ってこそ、その頂に立てるのだろうな、とも思うわけです。

さて、今回はちょっといつものディレクション論からは少し離れて、「自己実現」を可能にする方法について、ボクなりの考えを綴ってみたいと思います。

ある意味、自分を夢に向かってディレクションする方法。ってところでしょうか。

決心、できてる?

今の自分、今の仕事、今の環境が嫌だと感じてる人は少なくないと思います。
ストレスの多い世の中です。
職場環境や友人関係、SNS上の付き合いなど、いろんなところに不満がたまるかもしれません。

でも、そこから抜け出せずに毎日同じ日々を消化しているのは自分自身なんですよね。
嫌だ、嫌だ、と言いながらも、その日常を受け入れてしまっているわけです。
変える、変えたい。と言いながらも、何もしないのは「受け入れてる」からです。
変わるだけのエネルギーを使うくらいなら、今のままでいいや。それが変われない最大の理由です。

自分が変わる方法は驚くほど簡単で、実は一つしかないんですよね。

それは「決心すること」

これが出来るか出来ないかの差は実はめちゃくだ大きいです。

何となく思う。ではなく、ハッキリと変わる決心をしましょう。

では、「ただ思う」のと、「決心をする」の違いは何か?という部分ですが、それは自分の根底にある想いの強さ、大きさの差だとボクは思います。

「絶対こうする」「間違いなく変わる」この根底にある想いが明確であればあるほど、その決心は固いということです。

少なくとも、自分自身が「決心した」と思えないなら、それは決心じゃないですよね。
心を決めましょう。
それが出来て初めて、次は行動が変わるわけです。
今より良くなるための努力が出来る。
その準備が決心なんですよね。

決心とは、言い換えるなら覚悟のことです。

目標を明確にしよう。

何かを成そうと決心し、その成功、達成を心から望むなら、まずは正しい目標を定めることがおすすめです。

でも、実は何を「成功」と呼ぶのかもわからないままに、成功を求めてる人が多すぎると思います。
それって、行き先も決めずにいきなり勢いだけで走り始めているようなもの。
でも、目指すべき目的地もないのに、闇雲に走っても意味はないですよね。

だから、まずは明確な目標を言語化しましょう。
そして、その目標は出来るだけ具体的な方がいいです。

成功したい。では解像度が足りないから実現しないんですね。

お金持ちになりたい。でもまだまだです。

一体、いくら稼いだらお金持ちなのか?
それは瞬間的なお金のことなのか?
継続的なものなのか?
もっと言うなら、お金を手に入れることで、何ができるようになると良いのか?
この辺りを可能な限りリアルにシュミレートすることが大事になってきます。

明確な目標があって、それを達成しようとする強い意志があれば、それはほとんど実現します。
なのにそれが出来ないのはなぜか?

それは、目標が曖昧だったり、ぶれてたりするからです。
あるいは意志がそれほど強くないかでしょう。
もちろん、両方の場合もあります。

どちらにしても、それを成し遂げたいとする覚悟は必要で、その覚悟が向かうべき明確な目標が不可欠だと言うわけです。
だって、寝てても目標達成出来るなら、みんなしてますよね。

自己実現能力とは

目標を達成するための力は、言い換えたらそのまま、「目標を達成するために取り除かなきゃいけない障害物を除去するチカラ」だと思ってます。
それがお金なのか、人脈なのか、スキルなのか、それは人それぞれでしょう。
でも、どんな障害であっても、取り除くことが出来たら目標は実現化するわけです。
だから、突き詰めるなら、「自己実現能力」とは、そのまま「課題解決力」につながると思っています。

そして、何かを実現したいと望むなら、それを叶えるために何を代償として差し出せるかを考える必要があります。
土日の自由な時間、友人との飲み会、ウィンドウショッピング…何を手放すかは自由です。
でも、その代償が大きければ大きいほど、目標が実現する可能性も高くなります。
まずは「今のまま」を止めることから始めましょう。

昨日と同じ日を積み重ねても、やってくる未来は昨日と同じです。
昨日と違うことをやるからこそ、未来は変わってくるわけです。

だから、もし目標を本気で叶えたい覚悟があるなら、1日1時間、1週間で7時間をその目標のために使うようにしてみましょう。
きっと一ヶ月もすれば変化があるはずです。
無理のないところからで良いわけです。
今を変えたいと願うのなら、いま、まさにここからの1時間を変える意識を持ち、あとは積み重ねるだけです。

そして、実現したい目標には期限を設けた方がいいですね。
それで集中出来るってのもあります。
そこまで頑張ってもダメなら次の手を考えるための基準にもなるわけです。
もちろん、さらに続けると言う選択肢だってあるわけですから。

まずは一か月でいいからがんばる。で、そこで達成可能そうな目標を立てるわけです。
大事なのは達成するクセをつけること。
まずは短期目標にコミットすることから始めましょう。

そして、もしすでに叶えたい夢や目標があるなら、覚悟さえ出来たら、準備は出来ていなくても、とりあえず始めてみた方がいいです。
仮に上手くいかなくても、そこで得られる情報の方が、何もしない頭の中の完璧な準備より遥かに有益になるからです。
準備不足の9割は動いてないことに起因してます。
まず、動く。

最適なタイミングも、完璧な準備も、この世の中には存在しません。
もはやツチノコやカッパと同じレベルですね。
自分の頭の中に生み出した妄想に過ぎないわけです。

失敗したらやり直せばいいだけ。
もしそれをめんどくささや努力したくない言い訳に使ってるとしたら、きっとその目標はいつまでたっても叶わない。

失敗って何ですか?

叶えたい目標があるけど、失敗したくない…と思うのなら、まずは何が自分にとっての失敗かを定義しておきましょう。
例えば借金が失敗だと言うなら、いくらからが失敗か?

3万円でも失敗?
十万円なら?
百万円は?

笑われるのが怖いなら、誰に笑われるのが怖い?

ここが明確なら怖くありません。
成功同様に、失敗も言語化しましょう。

失敗の定義は人それぞれだけど、実は失敗の最大の原因は「決断力の欠如」と言う調査結果があるみたいです。
そして富を築いた成功者は全員かま素早く決断して、その決断を変更するときはとても慎重だったと言います。
失うものがない時点で、決断をためらう理由はなにか?まずは決めて動く。それだけですね。

また、人のモチベーションってはのわかりやすいくらいに劣化します。
あのスティーブ・ジョブズは、毎朝起きたら鏡に向かって「これは今日死ぬとしてもやりたい仕事か?」と問い続けたそうです。
天才と言われるジョブズですらそれだけ意識してるんですよね。
凡人であるボクらが長くモチベーションを保つのが楽じゃないのは当然なのです。
工夫が必要なんですね。

あとは「ほんの少しだけの努力」を日々意識したいところ。
サッカー界のレジェンド、キング・カズは、みんなでやる筋トレをいつも一回、1秒多くやっていたそうです。
少しでもサボりたい若手を尻目に、ちょっとだけの努力を積み重ねてきたわけです。
だからこそ、生きる伝説として今も君臨しているのではないでしょうか?

そして、目標を叶える意志があるなら、すべての会話は未来形にした方がいいですね。
常に目線を未来におき、情熱の全てを未来に注ぐ。
逆に過去形の話ばかりする人には要注意です。
意識が過去で止まっているし、その人自身が過去に縛られてるわけですから。
成功者は常に前向きで、未来向きの話をします。
これは、小さくて、大きな違いです。

情熱というガソリン

理想も目標も成長も、それを追いかけるのは簡単じゃないんです。
でも、それこそ簡単なら誰だってやってるわけですね。
自分自身の理想を追いかけることでしか人はきっと成長できない。だから、理想がないと成長しないんです。
もし、成長、成功、目標実現を願うなら、追い続けるしかないですね。
そして、何度も言いますが、それを可能にするのが覚悟と情熱です。

何をするにも情熱は大事です。
でも、情熱がないと何も出来ないのか?何も為せないのか?と言うとまた少し違うと思います。
情熱がなくても、行動をしていると湧いてくるときがあるんです。
情熱があるように振る舞うことで、なかったはずの情熱が灯ることもあるわけです。
だから動く。これが大事なわけです。

また、自分一人の成功ならまだしも、チームや会社の成功を求めるなら情熱と思考の共有は欠かせません。
丸投げで上手くいく仕事はそうそうないのがこれが理由ですね。
情熱と思考を共有して、共通の目的に向かってチームで走る。これがないと成功には辿りつかないのです。
ビジネス系のテレビドラマでは、これがしっかり描かれてますよね。

昔、何かを成し遂げたいなら「本気にならなくちゃならない時期」があると教えてもらいました。

これをボクは大学生の頃に聞いていたのに、まだいまはそのタイミングじゃない。とか言って10年くらい放置してしまってました。
いま、ようやくこの言葉の意味がわかるわけです。
そのタイミングは自分次第だからこそ難しい。
でも、気づくことさえ出来たら変れれます。

昨日とは、違う自分になる覚悟を決めましょう。
きっと、未来は大きく変わるはずです。

ABOUT ME
Andy
we.編集長/Design Offiice io COO./Creative Director|東京⇆京都の2拠点生活。| 企業の経営課題を解決するデザイン・コンサルやクリエイティブ・ディレクションやってます。|ミニマル思考と独特の着眼点で「?」を「!」にする発想・提案が得意。|日本のビジネスにクリエイティブの革命を起こしたい。