かつては残虐非道な戦闘民族サイヤ人のエリート王子。
そんなベジータがカカロットを追いかけ、追い抜こうとした苦悩と葛藤の中に、フリーランスクリエイターがキャリアアップするための秘訣がありました。
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Point1独立するタイミングを知る
かつては「フリーザ軍団」の一戦士でしかなかったベジータ。惑星ベジータが滅ぼされ、フリーザ軍団に吸収された部分は、自分の父親が起業した会社が大手に吸収合併され、次期社長候補から一転、平社員になったようなものです。
それでも、ベジータは腐ることなく虎視眈々と「独立」のチャンスを伺っていました。
そして、そのタイミングとなったのか、「同等の実力を持つキュい」を戦闘力で圧倒的に上回ったときでした。
これはクリエイターがフリーランスになろうとするとき、絶対に持っておきたいもの。つまりは「自分の相場価値」を知るということです。
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「フリーランスになる」ということだけを目標に、やみくもに独立しても、その業界で戦っていけるかはわかりません。
まずは自分の存在価値と、その業界での立ち位置、そして通用する実力が備わるまで大企業で牙を研ぎ続ける、というのは一つの考え方です。
あくまで大企業に属すではなく、利用する。
Point2勝てない戦いの中で己を磨く
フリーランスになったあとのベジータは、とにかく死に物狂いでした。
ザーボンにやられ、リクームに殺されかけ、最後にはクリリンに自分を半殺しにさせてまで、自分を高めていきました。
この気概があればこそ、ベジータはどんどん強くなることができました。
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フリーランスのクリエイターも、独立したら日々が死線を潜る戦いの日々です。いつ仕事がなくなるかもわからない…
ミスをしても、責任をとるのは常に自分…
でも、だからこそ、そうした環境の中で、心折れずに戦える人ほど成長します。
常に成長し続けるマインドこそが、成長の秘訣ですね。
Point3遥かなる高みをイメージする
ベジータの凄さは、そのビジョンの高さです。
まだ、自分がスーパーサイヤ人にさえなれていないときから、「スーパーサイヤ人を超える」と宣言しています。
数千人に一人とか、数万人に一人とかしか生まれないというスーパーサイヤ人がすでに一人出ているのに。
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このビジョンはフリーランスのクリエイターにとってはものすごく重要なことです。
独立当初抱いていた大志は、いつしか死線をくぐるうちに削られ、折られ、失われていきます。
そうなったとき、「遥かなる高み」を再び見つめ、変わらない、いや、それ以上の努力ができるかどうか…大きな分岐点です。
また、「前例がない」とか「お前にはムリだ」とか、そんな周囲の言葉をものともしない精神力も重要です。
「伝説のスーパーサイヤ人がひとり出たからこの時代ではムリだよ」という言葉に耳を貸していたら、ベジータはスーパーサイヤ人にはなれなかったでしょう。
周囲のノイズに負けてはダメです。
Point4圧倒的な自信とポジティブさを持つ
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「オレはスーパーベジータだ‼︎」
うん、もはや何を言ってるのかよくわかりません。ちょっと思考の斜め上です。が、ここにかいま見える圧倒的な自信とポジティブさは、フリーランスクリエイターにとってものすごく重要な要素です。
自信は相手に届きます。
圧倒的な自信がある人と、自信なさげで弱気な人、クライアントの立場ならどちらに仕事を頼むでしょうか?
やはり、自信に漲っているクリエイターにお願いしたいと思うのが当然の流れです。
この案件ですが、大丈夫ですか?と聞かれたら、間髪入れずに答えましょう。
「オレは、スーパーベジータだ!!」
Point5我慢できないことでも受け入れる
ベジータはさらなる強さを求めて、バビディの魔術をあえて受け入れました。
「体と心は支配されても誇りだけは思い通りにならんぞ」というセリフは有名ですね。
フリーランスのクリエイターも成長するにつれ、次第にエゴや見栄が出てきます。
そこが自分の限界だ、と感じる人も少なくないはず。
ただ、そこからもう一歩上へ、頭一つ抜け出るためには「覚悟」が必要です。
それが「我慢できないことでも受け入れる覚悟」です。
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これは以前の「死線をくぐる」よりもむしろ大変かもしれません。
何しろ自分のプライドとの戦いなのですから。
でも、これを乗り越えることができた時、それはベジータのようなスーパーパワーアップができるときです。
常にもう一段上の自分を目指すには、悪魔に魂を売るくらいの覚悟が必要ということかも知れません。
実際、ベジータはこのあと、ブウとの攻防で全てを出し切り、真っ白に燃え尽きてしまいます…
Point6プライド捨て、相手をリスペクトする
初期のベジータの、カカロットに対する評価を覚えてますか?
「下級戦士」です。負けるわけがない、とまで言い切っています。
しかし、その序列はナメック星の戦いで完全にひっくり返りました。
そこからはベジータのプライドと葛藤とジレンマの日々です。
しかし、最後の魔人ブウとの戦いのときに、ベジータはついにこう言います。
「がんばれ、カカロット。お前がナンバーワンだ。」
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あの超絶プライドの塊だったエリート王子が、ついに自分のプライドを越え、相手をリスペクトした瞬間です。
このマインドセットは、フリーランスとしても持ちたい部分です。
特に、同業他者の中で「自分が一番」と天狗になっているときほどフリーランスは危険です。
常に相手を認め、リスペクトし、切磋琢磨できる関係であろうとする。
そんなマインドを持ち続けたいものです。
同業他者への純粋なる敬意は、いつしか自分の成長の糧となるからです。
最後に
最終的にベジータは、リスペクトのその先に「自分を捨てる」というビジネスの極地に到達しました。
ここまで来ると、もういちフリーランスとは言えません。
会社を立ち上げ、社員を募り、その家族の生活まで背負う覚悟のある人の姿です。
人はいくつになっても成長できる。
ベジータのように。
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画像引用元
DRAGON BALL
鳥山明/集英社
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