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動画制作ディレクション入門⑨|ポスプロの注意点

Andy
Andy
さて、今回はポスプロについてですね。

MAについて

MAはマルチオーディオの頭文字ですね。
マルチオーディオスタジオっていうスタジオがあります。
作業としては整音、音のレベルを整えるってやつです。

音入れ、これはBGMとかSE(サウンド・エフェクト)とかを入れて整理する。
それらの音をナレーションや環境音と一緒にしてレベルコントロールしたものを動画に吐き出してもらうのがミックスダウンですね。

ここでは作業量をちゃんと見積もって、オペレーターさんの腕によって作業の速さが変わっていったりするので、1分30秒ぐらいの動画ではそんなに大差はでないんですけど、テレビでは30分のものとか作っていると、下手な人は長いんですよね。
同じ作業でも時間がかかる。

その辺もあるので、やっぱり慣れた方だったりとか、ちょっとその作業のレベルが分かっている方にお願いできた方が安心は安心ですね。

飛び込みであんまりMAスタイルに入りたくないっていうのは、そういう所があって、スタジオもその作業時間でお金が変わってくるので。
当初見積もった中でやってくれる上手い人を探したいなっていう形です。

あとSEとBGM、これもさっき最終試写に入れていましたけど、なんとなく入れて聞かせてクライアントの方向性を聞いておく位が無難ですね。いきなりMAスタジオで入れてこの音じゃなかったねって話になる時に、差し替えがやっぱり厳しいので。

最初に何パターンか出しておいて方向性を確認した方がいいですね。

出したものが違うんであれば、なんか多分全然違うことを考えているんで、そのへんはちょっと詰めておいた方がいいなっていう。イメージの共有です。

音だけ送っても聞けるのでいいんですけど、映像に当てて見るのと見ないのではまたちょっとイメージが違うので、なるべくここでコンセンサスは取りたいですね。

さっきの段階ですね、最終試写の段階でコンセンサスは取りたいなーって感じです。

ナレーションについて

ナレーションも同じですね。男性がいいのか女性がいいのか世界観に合う人を選ぶっていうのが一つと、同じ男性でも女性でもやっぱりその得意な演出が違うのでですね。

アニメ声がいいのか、ニュースキャスターのようなシンプルな声がいいのかみたいなとこでもう全然違ってくるっていう。

安くて済ませようと思ったら誰でもフリーランスやっている人もいっぱいいますけど、本当にその声質が合うかどうかっていうのはこういうサンプルをもらいながら選んだ方がいいかなっていう感じですね。

そのナレーターさんが所属してるプロダクションに言えば、ホームページとかにもナレーターさんのボイスサンプルが上がってますので、ものすごい人数がいるので全部聞くの難しいんですけど、大体男性だったら男性であたりつけて、ちょっとずつ聞いてこのぐらいの感じかなって思う人を選んでそれをプロダクションの人に言うんですね。

何々さんみたいな声質の方でって言うと、その似た方のボイスサンプルを今度別の方も含めて三人ぐらいとかもらえたりします。

そこからもう一回聞き直して出すみたいなことをします。

そこまで聞いている余裕がなければ、例えばそのテレビでやってるプロジェクトXっぽい声の人がいいとか、プロフェショナル読んでるような人の声がいいとか、本人が来るとすごくお値段が高いとか20万とか30万とかするので似たような声が出せる人を選ぶとかそういう手もありますけどね。
アニメ声も含めてそんな感じですかね。

試写は逆算で設計する

自分の頭にあった完成イメージから逆算して、なるべく減らして一回ごとの試写で良くなっていくようにみせる。
全体的なプレゼンテーションをやっているような感覚です。

予算の都合もあるので、試写の流れで、最後の着地点よりも試写ごとに一段階ずつ確認部分を下げて、試写の都度、ちゃんとイメージ確認をしなければいけない所を押さえます。

1写から2写までは方向性は良いのだけど、デザイン的なイメージが違ったという所があればそこはすり合わせます。

2写から最終写3写までに関して、今度は自分が読んだナレーションを入れてなるほど収まるのだなと確認し、後は、BGMを入れBGMに対してどのようなチョイスをするかしっかり打ち合わせをしています。

最終試写で出した時になるほど納得だねと言ってもらうと納品まではスムーズにという感じです。

向こうも良い物を作りたいので、こちらも出来る事はするのですけど、これ以上やると他の手(予算やスケジュールなどの見直し)を考えなければいけないのでその辺のバランスです。

クオリティーとお金、スタッフの人数みたいな所の妥協点をどこにするかというような所かなと思います。

撮影が有るか無いかで違ってきますが、動画制作のディレクションとしては基本的に大きな流れは同じです。

Andy
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さて、次回がいよいよ最終回です。
最後に映像のトレンドをお話出来ればと思います。
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Andy
we.編集長/Design Offiice io COO./Creative Director|東京⇆京都の2拠点生活。| 企業の経営課題を解決するデザイン・コンサルやクリエイティブ・ディレクションやってます。|ミニマル思考と独特の着眼点で「?」を「!」にする発想・提案が得意。|日本のビジネスにクリエイティブの革命を起こしたい。